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一の食卓(3) 花とゆめCSP
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 白泉社 |
発売年月日 | 2016/03/04 |
JAN | 9784592217336 |
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一の食卓(3)
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商品レビュー
3.7
8件のお客様レビュー
そんな詳しくないからいけないんだけど、斎藤一、原田左之助、永倉新八あたりって、新選組その後の物語によく使われる気がする。消息不明になったか、もしくは実際に明治の時代も生き抜いたか、そんなところで使い勝手が良いのかも。パンを絡める必然性がいまひとつ見えないけど、剣士たちのキャラがや...
そんな詳しくないからいけないんだけど、斎藤一、原田左之助、永倉新八あたりって、新選組その後の物語によく使われる気がする。消息不明になったか、もしくは実際に明治の時代も生き抜いたか、そんなところで使い勝手が良いのかも。パンを絡める必然性がいまひとつ見えないけど、剣士たちのキャラがやっぱりいいですわな。
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新選組好きの私は、フィクションのこのマンガを楽しむことが出来るが、新選組の事を知らない人が読むと「何が何やら?」となってしまわないか心配だ。元新選組隊士の斎藤一が訳あって、今は薩摩の密偵。しかも異人の営む「フェリパン」でパン屋でパンを焼く日々。そんな日常の裏で動く怪しい影。ついに...
新選組好きの私は、フィクションのこのマンガを楽しむことが出来るが、新選組の事を知らない人が読むと「何が何やら?」となってしまわないか心配だ。元新選組隊士の斎藤一が訳あって、今は薩摩の密偵。しかも異人の営む「フェリパン」でパン屋でパンを焼く日々。そんな日常の裏で動く怪しい影。ついに「永倉新八」まで登場。誰が、胸に秘密を隠し持っているか探り合う。設定としてはかなり飛躍しているのだが、時代考証は丁寧かつ正確。斉藤を慕う明ちゃんの気持ちは届くのか。斎藤の「フェリパンに帰る」という言葉。斎藤には戻る場所がある。
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パン種が時間をかけて発酵することで旨味を増すように、この『一の食卓』もまた、巻を重ねていく毎に、“味”には厳しい漫画読みを唸らせる 樹先生の作品を網羅している訳じゃないので、不用意な感想は口に出来ないが、先生の少女漫画とは思えぬほど線が鋭い絵柄は、歴史、特に明治って変動の時代を舞...
パン種が時間をかけて発酵することで旨味を増すように、この『一の食卓』もまた、巻を重ねていく毎に、“味”には厳しい漫画読みを唸らせる 樹先生の作品を網羅している訳じゃないので、不用意な感想は口に出来ないが、先生の少女漫画とは思えぬほど線が鋭い絵柄は、歴史、特に明治って変動の時代を舞台にしている、この『一の食卓』にピッタリだな、と読むたびに想う また、一人、あの激戦を生き抜いた猛者が登場。彼の名は、永倉新八 現在、YJで大好評連載中で、生き馬の目を抜く勢いである『ゴールデンカムイ』にも登場している鬼の生き残りである こんだけ、サムライが一同に会しちゃ、フェリさんじゃなくたって興奮するわ 乙女ゲームかってくらい、ヒロインの周りにイケメンが集まってくるなぁ (4)では、一体、誰が登場して、私らの度肝を抜いてくれるのやら 永倉が登場しただけあって、この(3)でもトラブルに見舞われる明 パン屋にとっちゃ、何にも変えられないパン種を不埒な輩にダメにされてしまったのだ かつての明なら、さめざめと泣き、自責の念に駆られ、最悪の事態に至っていた可能背も否定できない。けれど、今、彼女の支えには、藤田五郎がなってくれている 彼からの発奮を受け、明は自分のミスを贖うべく、また、パン職人として次のステージに進むべく、新たなパン種作りに挑む ヒロインが頑張るのだ、それを黙って見守っているだけじゃないのが、この『一の食卓』のイイ男たち 藤田らは、それぞれ、自分が明と店の為に出来る、すべき事を懸命に励む 人の繋がりって温かイイなぁ 永倉は斎藤さんの変化に驚いているけど、確かに(1)の頃から比べれば、人としての優しさに丸みが出てきた感はある。狼としての鋭い牙は健在だったけど、それを剥いた理由は、誰でもない明の為だったし、やっぱり、斎藤さんは変わる事が出来ているのだろう 本当に芯の通っている、カッコいい男ってのはマヂギレしても、その魅力を損なったりしないもんだ、と感服した 男ってのは、女で良くも悪くもなる生き物だ 事件の行方や、パン種の成否も気になるトコだが、やっぱ、次巻の見所は明と藤田さんの関係性の変化だろう。血腥い過去くらいで、今更、明の藤田さんに対する評価が一変するとは思えないけれど、彼女はコレでも普通の女の子。ショックくらいは受けるだろうな。でも、きっと、過去は過去、今は今、と受け止める強さもあり、そんな真っ直ぐさに、多分、藤田さんはもっと惹かれていくだろう この台詞を引用に選んだのは、斎藤らもカッコいいが、フェリさんも負けてないな、と見直した(失礼)ので。職人をやってりゃ、その仕事がいつでも順風満帆とは限らない。けど、いきなり、やってくる傍迷惑な災難にも挫けず、それをどう攻略するか、頭を働かせ、体を動かせるか、が職人として大事。考えようによっちゃ、相当な一大事にも関わらず、明の職人としての誇りを尊重して一任し、エールを送れるフェリさん、社長の鑑だ
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