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発達障害の素顔 脳の発達と視覚形成からのアプローチ ブルーバックス
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 講談社 |
| 発売年月日 | 2016/02/20 |
| JAN | 9784062579544 |

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発達障害の素顔
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発達障害の素顔
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商品レビュー
3.4
13件のお客様レビュー
心理学の教授が書いた発達障害の本ということで興味があり手に取った。あとがきに書いてあったが、筆者もこれまで自身の社会性について悩んでおり、この本を書くにあたってその問題に直面し苦悩したという。そのためか、なるべく公平に記するように意識しているように感じられる。全体的に事実の羅列が...
心理学の教授が書いた発達障害の本ということで興味があり手に取った。あとがきに書いてあったが、筆者もこれまで自身の社会性について悩んでおり、この本を書くにあたってその問題に直面し苦悩したという。そのためか、なるべく公平に記するように意識しているように感じられる。全体的に事実の羅列が多く、実験を元に得られた事実を学術的に記載しておりややとっつきずらい。
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https://elib.maruzen.co.jp/elib/html/BookDetail/Id/3000057397
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◆昔から認知心理学研究の核は視覚である。それを軸に、教育・療育、あるいは社会における包摂の論議が進みつつある自閉性スペクトラム障碍の特徴と要因につき、地道に、科学的にアプローチする◆ 2016年刊。 著者は中央大学文学部教授。 自閉性スペクトラム障碍については、10数年前の...
◆昔から認知心理学研究の核は視覚である。それを軸に、教育・療育、あるいは社会における包摂の論議が進みつつある自閉性スペクトラム障碍の特徴と要因につき、地道に、科学的にアプローチする◆ 2016年刊。 著者は中央大学文学部教授。 自閉性スペクトラム障碍については、10数年前の主関心領域だが、レーベルが科学新書の雄・ブルーバックスという点もあり、新奇ネタは如何と考えて読了。幾つか発見あり。 まず自閉性スペクトラム障碍の要因論。「心の理論」喪失仮説につき、誤信念課題の正解率の低さだけを根拠にした説明は困難になっている。 つまり「方便の嘘」解釈問題など、その正解・不正解に関わらず、多数派とは異質な視点で課題を説明する傾向性の高さが露呈しているとのこと。 つまり、単純な心の理論の欠如仮説では説明できず、その特異性こそが重要だということのようだ。 次にコントラスト握持力の点で障碍者の視覚は、実は乳児期ですら優れものである事実。 それは小さい領域を見る視力が備わっていて、本来乳児において発達していない錐体細胞(乳児の場合、大人の周辺視野と同程度にぼんやりとしか見えないはず)が優れていた可能性を指摘する。 顔認知自体、ヒトは特定の神経機序で行うが、その際も小さな断片を見て、全体を見ない(全体は情報利用が多すぎて見えない・処理しきれない?)ので、顔を合わせない。 さらに、動いているモノを見るための背側経路(頭頂葉・後部頭頂皮質に連絡)の欠損ないし機能不全は、空間認知力を弱める。視線を追えない、自ら指差しせず、指差しに呼応せず、共同注意に至らずということに関わってくる要素だ。 また、コミュニケーションにおいて、通例良く見られる発達過程を辿り得ない。ただし、背側経路ではなく、動きを伝達する外側膝状体・大細胞の機能不全の可能性も示唆している。 そして、広汎性発達障害とも、自閉性スペクトラム障碍とも言われる症例で、最も顕著なのは社会性の乏しさ。その社会性は多様な神経機序を基盤にしている。 具体的に上げると、偏桃体ネットワーク(恐怖やそれに基づく人的嫌悪や回避に関連)、メンタライジング・ネットワーク(他者の心のありようを高い確度で推定可能)、共感ネットワーク(他者の痛みを自らの痛みと同値できる)、ミラーニューロン・ネットワーク(模倣する能力から、他者の感情や痛みを自分のものとしうる)といった様々な機縁が、複雑に連関し、また領域毎で、個々人各々で得手不得手があるというもの。 非常に多因的で、雲をつかむようなだなという印象は、今回も晴れないままである。 ところで、著者は、認知心理学、さらには実験心理学を主フィールドにし、視覚、その中でも顔認知を研究テーマとしてきており、その部分は詳しい。 ただ、そうなると何が中心原因なのか、その脳内機序は何か、という問いにストレートに回答されるわけではない(広く攫った記述ではあるが)。 また、論が行き来し、何のために、また自閉性スペクトラム障碍のどの部分との関係性を論じているかをはっきりさせないまま、ややごちゃごちゃに展開している印象はある。 とはいえ、200頁未満で、明確な原因論が不明な問題を広く論じる点は、それはそれで良しとせねばなるまい。 補足。 ここでも若干紹介される胎児期のテストステロン過剰暴露。未だ相関関係すら明示されているわけではないが、原因論に関して、今後の調査・研究・解明が気になるところだ。
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