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花森安治伝 日本の暮しをかえた男 新潮文庫
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花森安治伝 日本の暮しをかえた男 新潮文庫

津野海太郎(著者)

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花森安治伝 日本の暮しをかえた男 新潮文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2016/02/01
JAN 9784101202815

花森安治伝 日本の暮しをかえた男

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商品レビュー

3.8

6件のお客様レビュー

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2024/07/26

花森安治については全く知らなかった。『暮しの手帖』の創刊者と言われれば、その雑誌をどこかで見た記憶があるような気がする程度。名コピーライターと言われてもピンと来ない。そもそも私とは同時代人ではなく、同氏は明治生まれ。 では、何故、本書を読んだのかというと他の本で気になった、戦争...

花森安治については全く知らなかった。『暮しの手帖』の創刊者と言われれば、その雑誌をどこかで見た記憶があるような気がする程度。名コピーライターと言われてもピンと来ない。そもそも私とは同時代人ではなく、同氏は明治生まれ。 では、何故、本書を読んだのかというと他の本で気になった、戦争中に大政翼賛会の宣伝部で「ぜいたくは敵だ!」という戦時標語を作ったのが花森安治だったという話(確かではないらしい)。もう一つは、『暮しの手帖』の目玉として、徹底的な商品テストを行い、買い手側に正確な商品の比較評価を提供していた事。日経トレンディや価格ドットコムの先駆けである。 どんなものかなと読み始めたが、いきなり写真で度肝を抜かれる。写真は、どう見ても女性。本文を読むと、女装家だったらしい。早速、興味が増す。 ー 女性にたいする罪の意識のねじくれた表現という説があった。「花森が、敗戦直後、女のように髪をのばし、スカートをはいていたというのも、花森の屈折した内面の表れだったのではないか」「花森さんの場合、戦前との訣別の思いがつよかったんじゃないでしょうか」「大政翼賛会で積極的にメシを食い、いがぐり頭で国民服を着て颯爽としていたーというととで、彼は自らを苦しめていたのです」 ー なぜ広告をのせないのか。 広告をのせることで、スポンサーの圧力がかかる、それは絶対に困るからである。暮しの手帖は、暮しの手帖なりに、一つの主張があり一つの志がある。それがほかの力でゆがめられるとしたら、もっての外である。ことに商品テストの場合、その結果に対して、なにかの圧力がかかってゆがめられたりしては、折角のテストの意味がなくなってしまう。商品テストは絶対にヒモつきであってはならないのである。 今日日の様々なメディア、政党にも聞かせたい言葉だ。「火事をテストする」として、ストーブを倒すような壮絶な商品テストもしたらしい。話題性のある人、名前が残る人というのは、芯が通っている。

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2024/02/15

ずいぶん前に 途中まで読んで そのまま であった一冊です 改めて 再読し始めたのですが いゃあ これは 凄い 花森安治さんという 一人の生きてきた軌跡から その時々の時代の様子、雰囲気が 紙面から湧き上がってくる 「風土」ではありませんが その時代であったからこそ その人物(...

ずいぶん前に 途中まで読んで そのまま であった一冊です 改めて 再読し始めたのですが いゃあ これは 凄い 花森安治さんという 一人の生きてきた軌跡から その時々の時代の様子、雰囲気が 紙面から湧き上がってくる 「風土」ではありませんが その時代であったからこそ その人物(安森さん)が行動したこと その時代があったからこそ その人物が次なる行動にのめりこんでいったこと その 一つ一つが ありありと 想像できてしまう 改めて 津野海太郎さんの筆力に 脱帽です

Posted by ブクログ

2016/11/18

ぼくのツイッターを見てくださっている方なら、よくご存じと思うのですが、「月イチ2文」という、「月に1回本屋さんに行って、2冊文庫を買おう」という個人的なキャンペーンを始めました。そのために、毎週土曜に文庫本を買っているんですが、その中の1冊です。 花森安治というのは、『暮しの手...

ぼくのツイッターを見てくださっている方なら、よくご存じと思うのですが、「月イチ2文」という、「月に1回本屋さんに行って、2冊文庫を買おう」という個人的なキャンペーンを始めました。そのために、毎週土曜に文庫本を買っているんですが、その中の1冊です。 花森安治というのは、『暮しの手帖』という雑誌を立ち上げて、100万部売れる雑誌にした名編集者なんですよね。その人の一生のことを書いているんですけど。これは素晴らしくおもしろかったですね。津野さんは何冊か、この手の自伝やノンフィクションを書いているんですけど、この本は特にいいんじゃないかな。 (石田衣良公式メルマガ「ブックトーク『小説家と過ごす日曜日』」23号より抜粋)

Posted by ブクログ

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