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指紋と近代 移動する身体の管理と統治の技法
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指紋と近代 移動する身体の管理と統治の技法

高野麻子(著者)

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指紋と近代 移動する身体の管理と統治の技法

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 みすず書房
発売年月日 2016/02/01
JAN 9784622079675

指紋と近代

¥2,255

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2017/01/11

警察の鑑識捜査といえば指紋が一番に浮かぶし、小説でもテレビドラマでも指紋採取のシーンは頻出していた。今でも指紋が重要な科学的な証拠ではあるけれど、DNA鑑定やら顔認証やら様々な生体認証が行われていて、いつしか指紋の影が薄くなった。改めてその歴史を知ると、イギリスの植民地インドでの...

警察の鑑識捜査といえば指紋が一番に浮かぶし、小説でもテレビドラマでも指紋採取のシーンは頻出していた。今でも指紋が重要な科学的な証拠ではあるけれど、DNA鑑定やら顔認証やら様々な生体認証が行われていて、いつしか指紋の影が薄くなった。改めてその歴史を知ると、イギリスの植民地インドでの部族管理に始まり、日本の満州での身勝手な中国人労働者管理、さらには国民指紋法や外国人登録法などの統治問題が見えてくる。いくら指紋を採取しても、コンピューターが普及していない時代に、それを管理・照合することの困難さも知る。現代は個人情報への意識が高まっているけど、街じゅう監視カメラだし、GoogleアカウントやらiCloudやらを使いまくってんだからね。

Posted by ブクログ

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