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ネットロア ウェブ時代の「ハナシ」の伝承
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 青弓社 |
| 発売年月日 | 2016/02/01 |
| JAN | 9784787233981 |
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ネットロア
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商品レビュー
3.6
6件のお客様レビュー
2016年第1刷、青弓社の単行本。少し古い時点、よく言えば過渡期時点を語っている。ただ現在につながる動画等の言及も薄っすらとあり、さらに新しいものも古い手法での解析も有効との言葉もある。分析の対象となっている現象が古いのは確かだが、現在の状況の分析の基のひとつにはなるであろう。 ...
2016年第1刷、青弓社の単行本。少し古い時点、よく言えば過渡期時点を語っている。ただ現在につながる動画等の言及も薄っすらとあり、さらに新しいものも古い手法での解析も有効との言葉もある。分析の対象となっている現象が古いのは確かだが、現在の状況の分析の基のひとつにはなるであろう。 収録作:序 説話(はなし)とコミュニケーション、第1章 ネットロア「くねくれ」と電承体について、第2章 再び「くねくね」と電承体について、第3章 『探偵!ナイトスクープ』の「謎のビニールひも」について、第4章 「八尺様」とネットの身体について、第5章 鳥居みゆきの黒い笑いいついて、第6章 『あまちゃん』がいある「郷土」について、第7章 「南極のニンゲン」とネット時代の「秘境」について、あとがき:あとがき(2016年1月4日)伊藤龍平、他:初出一覧、 初出:第6章までは2008年から2015年までの文に加筆・訂正、第7章は書下ろし、
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「宮部みゆきが「本よみうり堂」でおすすめした本 2015-2019」に出ていたので。 民間説話の研究では、時代に無関係な「昔話」、歴史時代が舞台の「伝説」、同時代が舞台の「世間話」に分類する。 (これに対して、始原の過去が舞台で、神々が舞台である「神話」がある) そして、ネット...
「宮部みゆきが「本よみうり堂」でおすすめした本 2015-2019」に出ていたので。 民間説話の研究では、時代に無関係な「昔話」、歴史時代が舞台の「伝説」、同時代が舞台の「世間話」に分類する。 (これに対して、始原の過去が舞台で、神々が舞台である「神話」がある) そして、ネットで生まれた説話だけでなく、 ネットの世界で流布して広がっていく説話を「電承説話」つまり「ネットロア」と著者は呼んでいる。 インターネットの登場は、説話の世界にも革新的な変化をもたらした。 地縁・血縁を母体としない説話(従来型の都市伝説)はすでに存在していたが、 「超都市的空間」で流通する伝承説話では、 巨大化した「関心や興味を共有する人間関係」によって、 異なるスピード、時間軸、流れで説話が発生し、拡大化していく。 (勝手に「拡大化」という表現を使ったが、 ネットの性質上それは物理的な広がりではなく、 他の媒体(書籍や口コミ、テレビ)への伝播の意) いろいろ面白かった。 そもそも、元のお話「くねくね」「ビニール紐」「八尺様」を知らないので、 その話自体が興味深かったし、 その話題に右往左往するネットの人々、 しかも「板」によって、不可思議な現象を理解しようとする傾向と、 理解による解決を遠ざけようとする傾向があるとの解説も面白かった。 残念ながらアングラな方の鳥居みゆきを知らないので、 その章は共感度が低かったが、 理解したら発狂するという「くねくね」の電承を支えているのは、 解釈しようという欲求だとか、 電承の場を支えているのは送り手ではなく、圧倒的な多数の受け手たちであるとか、 興味深い指摘が散見された。 「ビニール紐」の話では、 探偵ナイトスクープで取り上げられた話が、 実際の番組内容より、ネットで書き込まれた内容の方が怖かったというオチが 可笑しかった。 キーワードでテレビ番組が自動的にじゃんじゃん録画されて、 ネットにすぐアップできるような時代でなかった頃は、 テレビって一度見逃すと二度と見れない貴重な媒体だったのが嘘のようだ。 あとはところどころで、 ネットの特性を思われる事項を、既存の文化に置き換えるところが笑えた。 趣味や興味を共有する人間関係を、江戸の俳人同士の交流を例示に出したり、 画面のスクロールさせたり画像をうめこみ興味を引く手法を、源氏物語絵巻と大差ないと断じたり、 ニコニコ動画に登場した「八尺様」を題材とした連続静止画の作品で、 視聴者たちのコメントが殺到した画面を、 歌舞伎における玄人客の掛け声を連想するとコメントしたり。 という訳で最も怖かったのは、 混んだ朝の電車の中で、 くすくす笑いながら次々とこの本に付箋を貼っていく自分を見かけた人だろう。
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ネットを発祥とした怪談がどのように流布したかを考察する本。くねくねや八尺様などオカルト板で有名な箇所の考察は特に面白かった。後半は既存メディアからネットへと盛り上がりを見せたあまちゃんについても取り上げている。オカルト、メディア、民俗学が好きな方におすすめしたい本です。
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