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谷崎潤一郎 池澤夏樹=個人編集 日本文学全集15
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谷崎潤一郎 池澤夏樹=個人編集 日本文学全集15

谷崎潤一郎(著者), 池澤夏樹(編者)

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谷崎潤一郎 池澤夏樹=個人編集 日本文学全集15

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 河出書房新社
発売年月日 2016/02/13
JAN 9784309728858

谷崎潤一郎

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商品レビュー

4.4

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2023/09/03

230903*読了 谷崎潤一郎さんの小説ってこんな風だったのか。初めて読むので、すべてが新しく感じた。 あまりにも有名な人なんだけれど、なかなか手をつけられないでいた。 「乱菊物語」から始まる全集。夢中で読んでいたのに、え、前編で終わり!?そんなことってある?ここからがおもしろ...

230903*読了 谷崎潤一郎さんの小説ってこんな風だったのか。初めて読むので、すべてが新しく感じた。 あまりにも有名な人なんだけれど、なかなか手をつけられないでいた。 「乱菊物語」から始まる全集。夢中で読んでいたのに、え、前編で終わり!?そんなことってある?ここからがおもしろいに決まってるやん。とがっかりしていたら、なんと本当に未完のままとは…。 「吉野葛」「西湖の月」はエッセイと間違うほどにリアルだったし、「蘆刈」も最後の方までは実話だと思っていた…。 本当のようでフィクションとは、してやられたり。 「厠のいろいろ」こそがエッセイなのだけれど、ここまでリアルにトイレのこと、しかも当時は水洗式じゃないトイレについて書くなんて…そこはリアルを追求しなくても…。 巻末の解説や年表を読むに、谷崎さんは多作な人であり、恋愛沙汰も多く、2回も離婚している。 恋愛を小説にし、小説のために恋愛するような。人生すべてが小説と結びついているような、そんな人生を歩んだ人なのだ。そして、引越ししすぎでは…。気が休まらないように思える。けれど、それもまた小説の糧になったはず。

Posted by ブクログ

2019/03/20

『春琴抄』『痴人の愛』『瘋癲老人日記』『陰翳礼讃』といった傑作・佳作が収められてないのがおおいに不満である。谷崎潤一郎の全集としてはお薦めできない本だ。筑摩の日本文学全集の方をお薦めする。『蘆刈』『吉野葛』の掲載は評価できる。これも再読だが、『厠のいろいろ』で知人が名古屋は「なか...

『春琴抄』『痴人の愛』『瘋癲老人日記』『陰翳礼讃』といった傑作・佳作が収められてないのがおおいに不満である。谷崎潤一郎の全集としてはお薦めできない本だ。筑摩の日本文学全集の方をお薦めする。『蘆刈』『吉野葛』の掲載は評価できる。これも再読だが、『厠のいろいろ』で知人が名古屋は「なかなか文化が進んでいる、市民の生活程度も大阪や京都に譲らない、自分はそれを何に依って感じたかと云えば、方々の家へ招かれて行った時に、厠の匂を嗅いでそう思った」とあるのは苦笑する。さすが潤一郎さんだ。おそらく潤色ある記述でおもしろい。

Posted by ブクログ

2017/01/21

谷崎潤一郎氏の著作をたぶん読んだことがありませんでした。 文章の量・一文に含まれる単語の量が多く、なかなか 読むのが辛いところもあるのですが、読み進めていくと のめりこんで、面白く読み進められていく内容でした。 『乱菊物語』は、やはり続きが読みたくなります。 エンターテイメント性...

谷崎潤一郎氏の著作をたぶん読んだことがありませんでした。 文章の量・一文に含まれる単語の量が多く、なかなか 読むのが辛いところもあるのですが、読み進めていくと のめりこんで、面白く読み進められていく内容でした。 『乱菊物語』は、やはり続きが読みたくなります。 エンターテイメント性が高く、非常に面白い内容です。 『吉野葛』『蘆刈』は、谷崎氏の女性感みたいなものが わかるような気がします。 収録されているものすべてにおいて、物語性がすごく 濃い内容で面白いと思います。 細雪なども読んでみようかと思いました。

Posted by ブクログ