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16歳の語り部
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | ポプラ社 |
| 発売年月日 | 2016/02/03 |
| JAN | 9784591148228 |

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16歳の語り部
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商品レビュー
4.4
21件のお客様レビュー
年月ととともに事実は変わらないが、成長や経験を経て個々人の心の中での真実は変化してくるのではないだろうか。 震災時当時小学生だった3名の子どもたちが高校生になって震災の話しをしている内容をまとめたもの。またそれに関わる大人たちのお話。 3名とも同じ出来事に出くわしたの...
年月ととともに事実は変わらないが、成長や経験を経て個々人の心の中での真実は変化してくるのではないだろうか。 震災時当時小学生だった3名の子どもたちが高校生になって震災の話しをしている内容をまとめたもの。またそれに関わる大人たちのお話。 3名とも同じ出来事に出くわしたのだが、受け止め方、考え方、また表出が全く異なるのが、大きな出来事に出くわした時の人間の反応の多彩さを示している。 成長とともに言語化できることもあれば、当時の心境の強弱などは時間とともに変化する部分もあるのではないだろうか。当時の記録や周囲の人たち、特に家族からの話などもあるとより一層興味深いだろうなと思った。 今回の3名はそれぞれの信念を持って、たまたま語るという手段をとっていたに過ぎず、もちろん3人以外にも多くの人々が被災している。他の大多数の方々が同じ気持ちのレベルで語る以外の思いや反応も現在もあるだろう。 本書の当事者の3.11とはという寄せ書きの中にも驚くべきコメントが散見されたことからも、隣の人の心の中は覗けそうで覗けないものだなと改めて感じた。 また直接被災していない人であっても、心に大きな影響を受けた人もきっといるだろう。 3名の語り部の熱量も異なるように感じた。このように、読者側の背景などによってももこの本の印象や評価は分かれるところだろう。 映像は直接体験したものでない限り受け手側の様々な思いや考察が入るためいかようにも解釈されやすい。そのため、話す、文字として残す以外で次世代に伝えていくのは難しい。 大人たちには見守っておいて欲しかったということだが、果たして未曾有の大災害に出くわして、正常に振る舞える人がいただろうか。当時の大人たちの子供たちへの思いもおそらく三者三様だろう。 我々は考え、語り、時に対話、沈思し続けるしかないのだろうか。時に、無為なことや遊びも必要ではないだろうか。
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あの日を語ることは未来を語ることなのだ と、この本には書かれていました。 今日は珍しくノンフィクションを読んでみました。東日本大震災の16歳の語り部三人の実体験でした。この本を読むと改めてすごいことがあったんだなと感じました。当たり前のようにあったものが突然なくなるなんて考え...
あの日を語ることは未来を語ることなのだ と、この本には書かれていました。 今日は珍しくノンフィクションを読んでみました。東日本大震災の16歳の語り部三人の実体験でした。この本を読むと改めてすごいことがあったんだなと感じました。当たり前のようにあったものが突然なくなるなんて考えられません。人は失って初めてその大切さに気づくという言葉を何処かで聞いたことがあるのですがまさにそのとおりだと思いました。震災のことを忘れないでいたいと思いました。
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東日本大震災で被災した子どもたちの語り部が3つ掲載されています。ニュースなどメディアの放送では分かり得ない、あの時の様子、そして震災をどう受け止めて日々を過ごしたのか。 震災から5年経ち、16歳になった彼らの口から紡がれる言葉一つ一つに込められた想いが響きました。
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