空飛ぶタイヤ 実業之日本社文庫

池井戸潤(著者)

• 販売会社／発売会社: 実業之日本社
• 発売年月日: 2016/01/01
• JAN: 9784408552729

商品レビュー

2024/11/17

有名な本だから手に取ってみたものの900ページ近くある分厚さにドキドキ。笑
でも読み始めると面白すぎて、先が気になりすぎて一気読みしました。

私も銀行に勤めてるので、規定やコンプライアンスにガチガチに縛られてるのは痛いほど共感。

赤松社長の決意の固さや行動力がすごいのはもちろんのこと、井崎も沢田もサラリーマンとして大きな組織に縛られながらも、自分の軸を持ってやるべきことをやる姿がかっこいいと感じました。

2024/11/15

タイトルからは全く想像つかない内容でした。とにかく面白くて、読みやすくて、分厚いのにあっという間に読了。ドキドキハラハラ、どうなることかと心騒がせ、でも最後にスカッとして幸せな気分になる話。いつも読んでる種類とは違うが、こういう小説もいいな。

2024/09/18

池井戸潤さんの2冊目読み。
読んだのは「不祥事」だけだが十分面白く読んだ記憶が残っている。

連ドラ「半沢直樹」も「花咲舞が・・・」も楽しく視聴した（どちらも2作品とも観たし）。「ノーサイドゲーム」も毎週楽しみに観ていた。

しかし、一時期毎クールの様に池井戸作品が連ドラ化、映画化していて“ブームに乗っかるミーハー”な感じになりたくなくて、それ以外の池井戸作品は原作にも映像作品にも敢えて触れてはこなかった。（「陸王」だの「下町ロケット」だの・・・人気作なのは十分承知の上で）

今回何気なく古本で手に取ったこの「空飛ぶタイヤ」を読んで、それらの考えが180°反転した。
なんて面白いのだろう！！！！！
かなりの分厚い作品だが貪る様に読み進め、あっという間に読了してしまって現在少々“ロス”気味（苦笑）。たしかWOWOWでドラマ化されてた映像作品も、是非とも観てみなければならないな、と。

「陸王」も「下町ロケット」も「あきらとアキラ」（だったっけ？）も、「ハヤブサ消防団」も、、、、これはもはや、池井戸作品を今後片っ端から　原作→映像化作品の順で制覇していきたくなった。

さて本編。
ある程度の年代ならば誰もが「ああ、あの事件がベースなのかな」と頭をよぎるのが、三菱ふそう製トラックの脱輪死傷事故。
だからか、もちろんフィクションであるのに決まっているのだが、赤松も柚木も沢田も巻田も・・・まるで実在するかのような臨場感と憤りとを感じながら読み進めた。
打たれて打たれて打たれて打たれて、これでもかというくらいに打ちのめされた赤松運送の闘いの、最後の最後に報われるあの瞬間は、涙無くして読めなかった。

池井戸潤さん、一気にお気に入り作家の仲間入り♫

★5つ、10ポイント。
2024.09.14.古

※女王蜂退治の瞬間の小気味良さ♫