1,800円以上の注文で送料無料

世界システム論講義 ヨーロッパと近代世界 ちくま学芸文庫
  • 中古
  • 店舗受取可
  • 書籍
  • 文庫

世界システム論講義 ヨーロッパと近代世界 ちくま学芸文庫

川北稔(著者)

追加する に追加する

世界システム論講義 ヨーロッパと近代世界 ちくま学芸文庫

定価 ¥1,320

935 定価より385円(29%)おトク

獲得ポイント8P

残り1点 ご注文はお早めに

発送時期 1~5日以内に発送

店舗受取サービス対応商品

店舗受取なら1点でも送料無料!

店舗到着予定

10/3(木)~10/8(火)

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 筑摩書房
発売年月日 2015/12/01
JAN 9784480097187

店舗受取サービス
対応商品

店舗受取なら1点でも送料無料!
さらにお買い物で使えるポイントがたまる

店舗到着予定

10/3(木)~10/8(火)

世界システム論講義

¥935

残り1点
ご注文はお早めに

カートに追加するカートにいれる

商品レビュー

4

30件のお客様レビュー

レビューを投稿

2024/06/28

ウォーラスタインの世界システム論をベースに15世紀以降の世界史、資本主義史を読み解いていく。 どこまでがウォーラスタインの議論で、どこからが著者の見解なのか、境目がわかりにくい気がするが、一般の読者を対象とした入門なので、そのあたりまで知りたければ、専門書か、ウォーラスタイン本...

ウォーラスタインの世界システム論をベースに15世紀以降の世界史、資本主義史を読み解いていく。 どこまでがウォーラスタインの議論で、どこからが著者の見解なのか、境目がわかりにくい気がするが、一般の読者を対象とした入門なので、そのあたりまで知りたければ、専門書か、ウォーラスタイン本人の本を読めばいいということかな? 世界システム論を最初に知ったときには、すごく面白いと思ったのだけど、あまりにもマクロなアプローチで各論、具体論に入ると、だんだん怪しげになっていくところがあって、興味は薄れていった。 が、個別テーマの本をある程度読んだ今となると、もう一度、このマクロ的な議論がとても大事なものに思えてくる。 冷戦が終わって、同時にかつての植民地における東西両陣営による取り込み競争も終わって、30年以上経っているわけで、今の時点でもう一度システム論の観点から見ることはとても大切な気がする。 というわけで、これまで何度も読みかけて挫折したウォーラスタインの近代世界システム論を読むときがついに来たのかな? この本は本当に大雑把な議論なのだが、全体観が俯瞰でき、準備運動はかなり進んだ気がする。

Posted by ブクログ

2024/02/07

図書館で借りた。 世界システム論の講義録。元は放送大学の教科書だとかで、それを再編・文庫化されたものだ。 世界システム論と聞くと、アメリカのウォラーステイン(Wallerstein)が提唱したのが有名だが、この本はそこには深く言及しておらず、また理論的に"システム&qu...

図書館で借りた。 世界システム論の講義録。元は放送大学の教科書だとかで、それを再編・文庫化されたものだ。 世界システム論と聞くと、アメリカのウォラーステイン(Wallerstein)が提唱したのが有名だが、この本はそこには深く言及しておらず、また理論的に"システム"として捉えたりといった話は乏しい印象を受けた。広い意味での世界史講義といった印象。 システム論としては物足りないと感じたが、まぁそもそも「世界システム論」自体新しい理論でもないので、一つの世界史講義として楽しんだ。

Posted by ブクログ

2024/02/03

ウォーラステインが提唱した「世界システム論」という史観概念について解説されている。 世界システム論とは、歴史を国単位で捉えて、諸国が互いに不干渉な状況であるセパレートコース上での競争をおこなっているとする「単線的発展段階論」へのアンチテーゼとして生まれた。 つまり、勤勉国家が「先...

ウォーラステインが提唱した「世界システム論」という史観概念について解説されている。 世界システム論とは、歴史を国単位で捉えて、諸国が互いに不干渉な状況であるセパレートコース上での競争をおこなっているとする「単線的発展段階論」へのアンチテーゼとして生まれた。 つまり、勤勉国家が「先進国」、怠け者国家が「後進国」になっているとするのではなく、「中核国」が「周辺国」から収奪したために、「先進国」と「後進国」が生まれたというように、国単位ではなく、世界を一つの単位/構造体として捉え、構造体内の相互作用において全体の状況が作り出されているという考え方である。 近代初期においては、世界における西ヨーロッパの影響力は小さく、経済・文化・技術などあらゆる点において、アジア(特に中国)の方が進んでいた。 次第に、(火器などの暴力技術も含まれる)技術がアジアから到来し、一揆などに対応しかねた領主層が「国家」の存在を求めるようになり、封建制度から国家国民制度へと移行していった。 ここに、世界システムの萌芽が見られ、その後、西ヨーロッパ諸国は、大航海時代→植民地支配→工業化といった流れで世界システムを地球規模に拡大させ、常に新しい「周辺」を探し求める。 ・世界システムは「中核」と「周辺」が存在し、周辺から搾取した富によって中核が充足されるという構造がベースとなっていること ・現代社会において、世界システムから逃れた地域は存在せず、新しい「周辺」の拡大が見込まれないこと ・搾取するシステムである「工業」の姿変化してきていること(IT/金融に重点が移動) などを踏まえると、近代の世界システムから現代の世界システムへの更新を考えてみても良いではないだろうか。 <メモ> ・国家国民モデルが希求された背景として、ウォーラステインは「農奴統治のため」ゲルナーは「高文化教育普及のため」とそれぞれ違う観点で見ている ・ヘゲモニー国家の支配力の拡大/衰退の順序は、いずれも生産→商業→金融の順となる ・ヘゲモニー国家衰退の理由としては、生活水準の向上→生産における優位性低下となり、上記の衰退スパイラルに陥るため ・世界システムにおいて、「世界帝国」は存在せず「世界経済」のみ存在する。帝国モデルは支配体制としての効率が悪い ・ヘゲモニー国家において一番有利なのが「自由主義」。そのため、ヘゲモニー国家の首都は最もリベラルで芸術や亡命インテリの溜まり場となる

Posted by ブクログ

関連商品

同じジャンルのおすすめ商品

最近チェックした商品