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ふたり女房 京都鷹ヶ峰御薬園日録 徳間文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 徳間書店 |
| 発売年月日 | 2016/01/07 |
| JAN | 9784198940577 |

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商品レビュー
3.3
7件のお客様レビュー
私がもしも江戸時代に生きていたら、この小説を現代の推理ものとして読んでいたんだろうな。令和の今、この作品を読むと、時代物ミステリーとして区分されて時代背景を処理しながら問題を解いていく、二つの物事を同時に推し進めながら読む必要があり、それはそれで面白いけれども、もしも、とさらに架...
私がもしも江戸時代に生きていたら、この小説を現代の推理ものとして読んでいたんだろうな。令和の今、この作品を読むと、時代物ミステリーとして区分されて時代背景を処理しながら問題を解いていく、二つの物事を同時に推し進めながら読む必要があり、それはそれで面白いけれども、もしも、とさらに架空の自分の時代背景を思い浮かべて読むとさらに楽しめた。 私が江戸時代の何ものかにもよるが、現代の自分の気質と同じであるならば、真葛さんに共感と羨望、憧憬を抱きながら読んでいたと思う。賢さと知識と運の良さ。私も医を志している人間である以上、ある程度の敵視みたいなものもあったのかもしれない。そうすると、最後の粥杖打ちはお竹にただただ同情していたかもしれない。 今の時代にも使われている薬草。漢方の知識をここで得ながら読めて一石二鳥。桂枝茯苓丸がまさか堕胎作用を持っているなんて知らなかった。 為朝の話は、今の世を映しているようだった。病とは絶好の商機。流行病のお陰で濡れ手に泡の病院もあったくらいなんだから。いつの時代も人は楽をしてお金を手に入れたい生き物。
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母親の澤田ふじ子さんの小説に似てきた。公事宿シリーズのような推理や高瀬舟シリーズのような人情噺で京都が舞台。 この本の主人公は父親が、修行のために娘(真葛)を友人に預けて行方不明になっている。預け先で良くしてもらい、女性としては珍しく医師の修行も行っているし、預け先の家業の御薬園...
母親の澤田ふじ子さんの小説に似てきた。公事宿シリーズのような推理や高瀬舟シリーズのような人情噺で京都が舞台。 この本の主人公は父親が、修行のために娘(真葛)を友人に預けて行方不明になっている。預け先で良くしてもらい、女性としては珍しく医師の修行も行っているし、預け先の家業の御薬園も良く手伝い漢方薬に詳しい。 6つの章となっているが、医薬の知識で各事件の匂いを嗅ぎ取って未然に防ごうと努力する。ただ結果として悲惨さがちょっとだけ軽減した事件が多い。大量毒殺事件で救えたのは数名。孤児が殺人事件を起こした後にできることは情状酌量での減刑。表題の「ふたり女房」では重婚の元夫婦、現夫婦はあれで皆幸せになれるのだろうか。 重い内容が多いが、主人公の真葛が凛としているので何とか読み切れる。続編もあるようなので、いつか読もうと思う。
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瞳子さんの作品は、ほとんど読んでいて、 「京都鷹ヶ峰御薬園日録」は未読(続編も)だった。 光格天皇(119代)の時代、 この時代の江戸ものは時代小説によく書かれるが、 禁裏のある京都を舞台にしたものは、あまり読んだことがなかった。 幕府が開いた鷹ヶ峰御薬園は、広大な薬草畑を持つ薬...
瞳子さんの作品は、ほとんど読んでいて、 「京都鷹ヶ峰御薬園日録」は未読(続編も)だった。 光格天皇(119代)の時代、 この時代の江戸ものは時代小説によく書かれるが、 禁裏のある京都を舞台にしたものは、あまり読んだことがなかった。 幕府が開いた鷹ヶ峰御薬園は、広大な薬草畑を持つ薬草園で、 京都市北区鷹峰藤林町に顕彰碑が立っているそうだ。 小説の流れがやや固く、先が読めてしまうのが残念。連作短編になっているが、 一冊としてのフィニッシュが物足りなかった。 でも、美しい言葉を選び取って纏める瞳子さんの瞳子さんの作品は好きだし、良書だと思う。
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