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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2016/01/01 |
JAN | 9784163903842 |
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商品レビュー
3.1
26件のお客様レビュー
短い映画を観たような、映像が浮かぶ作品。 避けられない運命の中でもひとは生き方を選ぶことができると教えてくれる。 切なさを思い出す。 読めてよかった。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
「うきよご」の姉と弟の会話の間が印象的だった。姉の血の通った台詞がリアルな心情に思えて、耳に聞いたように残っている。弟に言っているようで、自分自身に向けた言葉だったのかもしれない。 「流離人」の、さすりびとのどこか捨て鉢な様子にも心を痛めた。人生が思うようにいかないどころか、戦争によって人生そのものが断たれるなんて、悲しいとしか言いようがない。誰も責任は取ってくれない。 戦争当時の影が差す話が多く、それぞれの場所で戦争に接した人々の虚しさを痛切に感じた。
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浅田さんの短編集。六話が収録されています。 時代や設定等が様々で統一感はないのですが、全体的に暗めな内容の話が多かったです。 (第六話「ブルー・ブルー・スカイ」はちょっと毛色が異なっていましたが) 個人的には、表題作の第一話「獅子吼」が印象に残りました。“戦争×動物園の動物”と...
浅田さんの短編集。六話が収録されています。 時代や設定等が様々で統一感はないのですが、全体的に暗めな内容の話が多かったです。 (第六話「ブルー・ブルー・スカイ」はちょっと毛色が異なっていましたが) 個人的には、表題作の第一話「獅子吼」が印象に残りました。“戦争×動物園の動物”という鉄板の悲しい話なのですが、“獅子目線”で語られるパートと“人間目線”のパートが交互に入れ替わって展開する構成が、より一層悲哀を感じさせるものがあります。 “獅子パート”では上官からの命令によって、自分を殺しにきた人間たちを思いやる獅子の優しさと気高さが描かれていて、胸が痛くなります。 そして、動物を射殺する役目の人間たち。草野君も可哀想ですが、鹿内兵長の切なさたるや・・(個人的に“兵長”というだけで、某漫画の某兵長と重なってしまい、勝手に思い入れが強くなってしまっております)。 人間というのは、何故“戦争”という愚かな事をしてしまうのでしょうか。それによって利益を得る人がいるから、と言ってしまうとまた別な話になりますが、“人間、ムズイなー・・”とは私も常々思いながら生きております。
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