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公爵家の相続人 マグノリアロマンス
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公爵家の相続人 マグノリアロマンス

ジョーン・ジョンストン(著者), 荻窪やよい(訳者)

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公爵家の相続人 マグノリアロマンス

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 オークラ出版
発売年月日 2016/01/01
JAN 9784775525135

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商品レビュー

5

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2018/02/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ラストシーンでじーんときて涙する作品というのは、実はあるようで、なかなかありません。しかし、この小説はその貴重な名作の一つでした。 ヒロインのデイジーは、若くして公爵である夫を失い、その領地の維持などに苦労してきました。 そんな時、新しい相続人が見つかり、新しい公爵がアメリカからやってきます。 ただ、このニコラスは幼い頃、公爵夫人であった母の不貞を父に疑われ、実子ではないとされ邸を出されたという経緯がありました。不遇な生い立ちを経てアメリカで賞金稼ぎとなった彼は、仕事のためなら殺人をも厭わない男でした。 デイジーは彼を「野蛮人」と見なしますが、ニコラスが公爵となるや早々に領地を売り払いアメリカに戻るつもりなのを知り、彼を引きとめるために―。 契約結婚というのは、ロマンス小説では当たり前的に使われます。デイジーもニコラスに契約結婚を持ちかけ、ひとめで彼女に惹かれていたニコラスはそれを受け容れます。 デイジーもニコラスも魅力的な人物であり、特に苦労しながらも(苦労したからこそかもしれませんが)人としての深みを増したニコラスにはとても惹かれます。 しかし、私がいちばん涙したのは、実は主役の二人のためではなく、物語りが始まった時点で既に亡くなっているデイジーの前夫、前公爵トニーの行動でした。トニーはデイジーが最初の子供を流産した後、「君は子供ができないから」を理由に外に愛人を作り、デイジーに見向きもしなくなった、、と、描かれていました。デイジーを労るどころか、冷淡に突き放す夫として描かれ、読者は当然ながら故人であるトニーに反感を持つでしょう。 しかし、物語りの終わり近く、デイジーがニコラスの子を身ごもった時、初めて当時、診察した医師から真相が明かされます。 デイジーは次に妊娠したら、命を失うかもしれない。そう医師から告げられ、トニーは妻の身を労り、二度と近付こうとはしなくなったのでした。 一度も登場せず、「妻には冷たい夫」扱いされてきたトニー。その真実を知り、何故か私は彼の切ない心を思いやり、涙が出ました。 ラストでじーんと来たというのは、ここも入っています。 現実においても、私たちはとかく人を表面と結果だけで判断しがちですが、表面だけでは窺い知れぬ深い奥底に潜む真実を知る、もしくは気づく時、大きな感動を憶えずにはいられないのだと思います。

Posted by ブクログ

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