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無戸籍の日本人
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無戸籍の日本人

井戸まさえ(著者)

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無戸籍の日本人

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 集英社
発売年月日 2016/01/01
JAN 9784087815955

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商品レビュー

3.8

23件のお客様レビュー

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2024/04/04

DV、シェルター、幼児虐待、ネグレクトなど様々に痛みを伴う家族関係ついての作品を読む事が多いが、本作は自身が法の下での無戸籍児の母親となった著者が、自身の問題として始めた活動をきっかけに政治にも繋がっていくノンフィクション 民法722条いわゆる300日ルールの枠の中、早産とい...

DV、シェルター、幼児虐待、ネグレクトなど様々に痛みを伴う家族関係ついての作品を読む事が多いが、本作は自身が法の下での無戸籍児の母親となった著者が、自身の問題として始めた活動をきっかけに政治にも繋がっていくノンフィクション 民法722条いわゆる300日ルールの枠の中、早産という形で出産した著者が調停や個人訴訟を経て我が子を家族の戸籍に記す為の奮闘、活動 自らの経験を社会に届ける事により、光の当たらない、存在さえ認められていなかった無戸籍児の声が聞こえてくる 戸籍がなく住民登録もできず それゆえに就学通知も届かない為、義務教育も受けられず、仕事にもつけず、成人無戸籍者となる 日々の糧を得る為には身分証明がなくても働ける限られた場所、負の連鎖 生まれて来た子供には何一つ落ち度がないのに、罪人のように怯えて生きる もし自分がこうした立場におかれたら? 考えてみるが、想像すら難しい なりすましなど、戸籍を逆手に取る犯罪を防ぐためにも必要な法の規定 受付る行政側の対応とシステム、正当性 情だけでは進めることの出来ない決まりと、同志の弁護士や議員活動、NPO法人に活動による社会の変化 いくつかのケースに登場した成人無戸籍者の人々のこれからの安らげる生活を祈りたい そして子供達が安心して育つ事のできる家族環境、社会であって欲しいと願わずにいられない

Posted by ブクログ

2024/02/25

#utamaru ムービーウォッチメン『市子』評をきっかけに読みましたが、(勿論読んでいる自分を含めて)この国に蔓延る無知と想像力の欠如っぷりに心底ゲンナリしてしまう。特に、「無責任な親には懲罰を」的思考は負の連鎖しか生み出さないのだから、頼むぜマジで。

Posted by ブクログ

2023/12/23

政治家の人生は常に人を気にして…という内容が心に残る。他人をスコアか何か、自らの票田として生きる。その偽善的な感じや露骨さが嫌だが、少しでも日本を良いものに変えたいという動機があるなら、良いのかなとも思った。著者の場合は、無戸籍の日本人が発生する法的な問題を変えたいという動機だ。...

政治家の人生は常に人を気にして…という内容が心に残る。他人をスコアか何か、自らの票田として生きる。その偽善的な感じや露骨さが嫌だが、少しでも日本を良いものに変えたいという動機があるなら、良いのかなとも思った。著者の場合は、無戸籍の日本人が発生する法的な問題を変えたいという動機だ。自らも子を産み、離婚のタイミングにより、戸籍問題に悩まされた事がキッカケ。 民法第772 条①妻が婚姻中に懐胎した子は夫の子と推定する ②婚姻の成立の日から200日を経過した後又は婚姻の解消若しくは取消しの日か300日以内に生まれた子は、婚姻中に懐胎したものと推定する。婚姻を解消したのに、前の夫の子と見做される。それでも、複雑な事情を抱えた出産に対して、昔は、産婆が生まれた日を調整していたらしい。申告をずらしたりとか、そういう事だ。 この明治31年から続く、嫡出推定制度が2024年4月1日に改正される。再婚後に妊娠した子供の父親を明確にし、子供の利益や権利を守ることが可能。また、女性の離婚後100日間の再婚禁止期間の撤廃も盛り込まれ、女性に対する不合理な制度もなくなる見込み。著者の働きかけも影響したのだろう、後半部分は民法733条の話だ。こうした動きから、思い浮かぶキーワードは「托卵」や「DNA鑑定」だ。鑑定すれば良いじゃん、と思うが、鑑定自体が相手への信頼と表裏で、人間相手には簡単にはいかない。法律は、人間らしさに満ち溢れている。 しかし、本著は少しチグハグであり、無戸籍である数名の人生が紹介されるが、この法律に振り回された人たちというよりも、そもそも父親が不明で届出されていなかったなど、無茶苦茶な家庭に生まれた子供が多い。そのために学校にさえ通えていない。 そうした人生を紹介していて、興味はあるのだが、根本的な問題は摘出推定制度とは異なる所にありそうな気がした。こちら側で思い浮かぶキーワードは「貧困」「境界知能」「背乗り」「生活保護」「戸籍売買」だ。人間らしく、を法律で拾おうにも、じゃない方集団が容認しないだろう。我々は、我々の境界内で安全な城を築いて生きているのだから、易々とその外の人間は認めない。

Posted by ブクログ

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