- 中古
- 書籍
- 新書
- 1226-25-01
意識と無意識のあいだ 「ぼんやり」したとき脳で起きていること ブルーバックス
定価 ¥1,012
220円 定価より792円(78%)おトク
獲得ポイント2P
在庫なし
発送時期 1~5日以内に発送
商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 講談社 |
| 発売年月日 | 2015/12/01 |
| JAN | 9784062579520 |
- 書籍
- 新書
意識と無意識のあいだ
商品が入荷した店舗:0店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
オンラインストア上の価格と店頭価格は異なります
お電話やお問い合わせフォームでの在庫確認、お客様宅への発送やお取り置き・お取り寄せは行っておりません
値下げ前価格について
本価格は現中古販売価格の「値下げ前価格」となります。
直近約1か月間、値下げ前価格での販売実績があるものだけ表示しております。
意識と無意識のあいだ
¥220
在庫なし
商品レビュー
3.1
26件のお客様レビュー
マイケル・コーバリス(1936-2021)はニュージーランドの心理学者。彼の『左と右の心理学』紀伊國屋書店)や『言語は身振りから進化した』(勁草書房)は、ひと癖もふた癖もある本だった。本書は彼の3冊目の邦訳書。今回もひとひねりふたひねりあって、楽しませてくれる。原著は2014年刊...
マイケル・コーバリス(1936-2021)はニュージーランドの心理学者。彼の『左と右の心理学』紀伊國屋書店)や『言語は身振りから進化した』(勁草書房)は、ひと癖もふた癖もある本だった。本書は彼の3冊目の邦訳書。今回もひとひねりふたひねりあって、楽しませてくれる。原著は2014年刊。 エッセイ風。内容は必ずしも邦題の通りではない。記憶や言語、夢や幻覚などの点からmind wanderingについて考察する。私たちヒトが未来の出来事も想像できること(mental time travel)にも触れている。物語の効用にも言及している。 随所に小説中のエピソードが登場。ちなみに、冒頭に登場するのは、ジェイムズ・サーバーの『虹をつかむ男』。寄り道やトリビアもある。純粋に科学的な解説のみを期待すると、肩すかしを食うかもしれない。
Posted by 
「マインドワンダリング」や「デフォルトモードネットワーク」など現在でも心理学で研究の対象になることについて書かれた本。 内容はちょっと古いというかどこかで聞いたことあるようなものも多く、あまりよく考えずざっと読んでしまった。
Posted by 
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
目的不明の思考が自然と生まれ、その思考は意識をさまよい、うつろっていく。授業中、仕事中、いやいや読書中にも運転中にだってそれはあるものです。この作用をマインドワンダリングと呼びます。マインドワンダリングしていると「集中しなさい!」と授業や仕事に呼び戻され、読書中にそれに気づけばハッと意識を正すようにして読書に戻る。運転中のマインドワンダリングならば、もしもそれが深いものならば事故の危険が高まります。「集中しないと!」と目を見開いたりするかもしれません。 時代はマインドフルネスが力を持っています。マインドフルネスは、「今ここ」に集中する方法です。雑念を払い、今を十全に感じることで、生きている実感や充実感とともに、意識がすっきりするとも言われます。ひとつの瞑想法です。対してマインドワンダリングは、「今ここ」に集中しません。マインドタイムトラベルと呼ばれるような、意識の中で過去や未来へと思念を飛ばしあれこれ考えを巡らせるようなことも含まれます。マインドフルネスが正しい行為であると決めてしまえば、マインドワンダリングは取り除くべき悪い行いなのでしょうか。本書は、これまでに解析されたマインドワンダリングのメカニズムをたどり、それらの研究にもとづく論理的な筋を骨子としながらも、数多の文学作品の引用をまじえて味わい深くその意味を語ってくれるエッセイです。 マインドワンダリングが生まれるのは、安静時の脳で活動するデフォルトモードネットワークという神経網の状態からです。といいますか、デフォルトモードネットワークの状態で脳は何をやっているのか、と考えていくとマインドワンダリングがあった、といったほうがわかりやすいでしょうか。活動してない状態なのに、活動時よりも脳が活発に動いているデフォルトモードネットワークの状態が不思議で、それがどういうことか、と追ってみたら……ということです。 前述のマインドタイムトラベルについて考えを深めるとわかるように、マインドワンダリングには「記憶」が重要なソースとなっているようです。つまり、脳の海馬が関係している。この、海馬を損傷した人を調べた研究によると、マインドワンダリングは生じていないようでした。その人の脳でデフォルトモードネットワークが起こっていないと考えるのは難しいので、デフォルトモードネットワークの活動中にマインドワンダリングを起こすためには海馬の能力が必要だということでしょう。 また、私たちは他者がなにを考えているか知る能力に長けています。これを「心の理論」と呼ぶそうです。他者の気持ちになって考えたり、他者が間違った信念を持っていることに気づいたり、そういったことはシンパシーやエンパシーができるからですが、これらを行っているときは、デフォルトモードネットワークが活性化しており、つまりマインドワンダリングが作用していると考えられるそうです。 その後、本書では、マインドタイムトラベルとマインドワンダリングの性質から、物語を作る能力や夢を見る能力につながることを論じていきます。そして、その先に、マインドトラベルと創造性の関係が浮かび上がってくるのでした。マインドワンダリングは、ランダムに思考が浮かんでくることでもあります。ランダム性というものは、「たまたまやってみる」という行為を生むもので、その結果として、「たまたまやってみたらうまくいった」こともでてきます。これがいわゆる、新しいアイデアが成功した瞬間なのでした。創造的です。この先に何があるのかといったことを知るには、さまよってみることが必要です。思考も同じで、思考をさまよわせる(マインドワンダリング)ことで、考えたことのない考えを発見することがあります。さまようことの大部分は、逸れたり失敗したりすることでしょう。創造的ということはそういったことなんだと思います。 またこの論理を、たとえば読書という行為へと当てはめてみるとします。すると乱読というランダム性にはどうやら効能があるだろうことがわかってくると思います。調べ、深めるための体系的な読書は素晴らしいですが、アイデアの発見、知的領域の新大陸発見のための乱読だってすばらしいと言えるのではないでしょうか。 最後に。 脳には右脳と左脳をつなぐ脳梁という部位があります。その脳梁が小さいほうが創造的らしいそうです。右脳と左脳それぞれが独立していることに理由があるのではないか、と。大きなひとつの枠組みで考えるよりも、二つの枠組みで考えるほうが創造性に繋がるのではないかということでした。なかなか意外ですけれども。
Posted by 
