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パリの日本人 中公文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
| 発売年月日 | 2015/12/01 |
| JAN | 9784122062061 |

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商品レビュー
3.5
4件のお客様レビュー
偶然ながら中公文庫から刊行されていた「風雲回顧録」の著者の岡本柳之助の実弟の諏訪秀三郎については面白いけれど、おそらく日本人宿なので日本語が出来る尹致昊がフランス語を学ぶ為にパリに滞在して宿泊した時に「尹致昊日記」1896年8月23日条の「セントラルホテルの支配人諏訪氏が海辺から...
偶然ながら中公文庫から刊行されていた「風雲回顧録」の著者の岡本柳之助の実弟の諏訪秀三郎については面白いけれど、おそらく日本人宿なので日本語が出来る尹致昊がフランス語を学ぶ為にパリに滞在して宿泊した時に「尹致昊日記」1896年8月23日条の「セントラルホテルの支配人諏訪氏が海辺から帰ってきた。彼が、自分は王后に対する陰謀を計画し実行したあの岡本の弟であると私に告げた時の私の驚きは大きかった」という個所で邦訳者がつけた引用文を読むまで実は同じ紀州人の南方熊楠が彼について割と細かく書いているのに鹿島茂をはじめとして誰も知らなかったようだ。これには拍子抜けした。
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明治・大正のパリに暮らした日本人、 西園寺公望、原敬、成島柳北など11人。書きぶりは、鹿島茂にしてはちょっと素っ気なく感じられる。 たとえば獅子文六。1922年から3年間パリに暮らしたが、この頃のことはよくわかっていない。パリで知り合ったマリー・ショウミイと結婚したが、その経緯も...
明治・大正のパリに暮らした日本人、 西園寺公望、原敬、成島柳北など11人。書きぶりは、鹿島茂にしてはちょっと素っ気なく感じられる。 たとえば獅子文六。1922年から3年間パリに暮らしたが、この頃のことはよくわかっていない。パリで知り合ったマリー・ショウミイと結婚したが、その経緯も知られていない。本人がその頃のことを多く語っていないし、それを題材にした作品もほとんど書いていないからだ。 その少ないなかに、『達磨町七番地』という短篇がある。この題名から、住んでいたのはアルマ橋近くだとされてきた。しかし、その界隈はホテルやアパートのある地区ではない。鹿島は推理する、もしかして音の似たユルム街(rue d’Ulm)? そして調べ始めると……。収穫はこれぐらい。
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「パリで暮らすこと」それは大変だと思う。それでもパリにしがみつくように暮らしてきた人も、日本に帰りたくなかった人も。興味深い。
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