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幻の女 新訳版 ハヤカワ・ミステリ文庫
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幻の女 新訳版 ハヤカワ・ミステリ文庫

ウィリアム・アイリッシュ(著者), 黒原敏行(訳者)

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幻の女 新訳版 ハヤカワ・ミステリ文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 早川書房
発売年月日 2015/12/01
JAN 9784150705541

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商品レビュー

4

87件のお客様レビュー

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2024/10/17

アイリッシュは短編集を中学生の時に読んで好きになり、これもその時に読んだ。 何十年ぶりかで読んで、ニューヨークのバー、レストラン、劇場などのシーンや、服装、小物のセンスがとてもおしゃれで、アイリッシュは都会派の粋な作家だな、と改めて思った。 ちょっとサリンジャーに通じる所がある。...

アイリッシュは短編集を中学生の時に読んで好きになり、これもその時に読んだ。 何十年ぶりかで読んで、ニューヨークのバー、レストラン、劇場などのシーンや、服装、小物のセンスがとてもおしゃれで、アイリッシュは都会派の粋な作家だな、と改めて思った。 ちょっとサリンジャーに通じる所がある。 残酷なシーンもあるけど、昔のミステリーって温かみや倫理観がある。 刑事のバージェスが頭が切れる人で良かったな、って感じ。

Posted by ブクログ

2024/10/15
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

妻と喧嘩して家を飛び出したスコットは、バーで特徴的なオレンジ色の帽子を被った女と出会う。食事とショーをともにした後スコットが帰宅すると、家には警察がおり妻が殺されていた。妻の首にはスコットのネクタイが巻き付いていて、彼は殺人の容疑で逮捕されてしまう。スコットはバーで出会った女が自分の無実を証明してくれると思い彼女のことを思い出そうとするが、記憶にあるのは特徴的な帽子だけ。刑事とともにバーやレストラン、劇場をまわりスコットと一緒にいたオレンジの帽子の女を見ていないか尋ねるも、みな口を揃えたように一人でいるスコットしか目撃していないと証言する。そんな中、ついにスコットに死刑判決が下る。 スコットは死刑執行までの日々をただひたすら過ごすだけだったが、彼を逮捕した刑事バージェスは、もしかすると本当にスコットは無実なのではないかと考えるようになる。そこでバージェスは、スコットの親友ロンバードに、スコットの無実を証明するため幻の女を探すように依頼する。スコットの浮気相手だったキャロルの協力も得ながら、少しずつ幻の女へと近付いていくが、行く先々で、幻の女のことを目撃していた人々が何者かに消されていく。 犯人がオレンジ色の帽子の女を「幻の女」に仕立て上げた方法についてはやや強引だが、犯人にとってもその女が幻となってしまったところは皮肉が効いていて面白い。 「死刑執行日の◯◯日前」という章題が焦燥感を駆り立てる。どれだけ訴えても自分にとって不利な状況を打開できないもどかしさと恐怖が上手く表現されている。読みやすい訳でテンポもいいので、あっという間に読み終わる。

Posted by ブクログ

2024/09/23

海外作品は私にとって読みづらさがあるが、 この作品はスラスラ読めました。 順に追って真相に近づいていく緊張感が良かったです。 ただし、「幻の女」と言う設定は少し物足りなかったです。 ラストがちょっとね!

Posted by ブクログ

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