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ツンドラモンスーン The cream of the notes 4 講談社文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2015/12/01 |
JAN | 9784062932691 |
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ツンドラモンスーン
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商品レビュー
3.6
25件のお客様レビュー
言葉遊びから小説の書き方、アイデアの出し方、哲学的なものまで幅広いジャンルのエッセイ。小説とは違った楽しみがある。森博嗣さんの顔も知らないが面白い人物であるのは間違いない。
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森博嗣のエッセイ集『ツンドラモンスーン The cream of the notes 4』を読みました。 森博嗣の作品は先月に読んだ『つぼねのカトリーヌ The cream of the notes 3』以来ですね。 -----story------------- その思考は地...
森博嗣のエッセイ集『ツンドラモンスーン The cream of the notes 4』を読みました。 森博嗣の作品は先月に読んだ『つぼねのカトリーヌ The cream of the notes 3』以来ですね。 -----story------------- その思考は地球の裏側まで届いていく。「100のつぶやき」シリーズ第4作。 なんの脈絡もなく書いているシリーズの四冊めである。著者はあの森博嗣だ―。好みのデザートから安全保障、ミステリィのトリックまで、巫山戯たような表現の中に潜んでいるまったく新たな世界観&考え方。 「小説を書くほうがずっと簡単」と断言するほど練りあげられた、目からウロコのエッセィ全100個。 ----------------------- 2015年(平成27年)に刊行された文庫書下ろし作品……森博嗣が思いついたことを思いついた順に綴った100篇のエッセイを収録したクリームシリーズ第4作です。 ■まえがき ■1 現代人が求める「気づき」は、「気づきたい」ことでしかない。 ■2 「あれはカラスだよ」と言ってカラスを見ない子供たち。 ■3 シャーロック・ホームズって、冒険してますか? ■4 安全保障というのは、戦争をすることだったのか。 ■5 少年Aの手記に対する騒動について。 ■6 「いいね」「いやだな」は自分の中で留めておいた方が良い。 ■7 「考えていかねばならない」で結ばれている文章がとても多い。 ■8 どんなに外れが続いても、当りの確率は高くならない。 ■9 妬みやひがみは、人を見下した言葉で口から出る。 ■10 「天才」を描くときの限界は、読者の理解力である。 ■11 「老後が心配だ」と口にする人に「どうせ死ぬんですから」と言える? ■12 この表記はやはり変えよう、と思うことは一カ月に三回くらいある。 ■13 報道とは、みんなが知りたいことを伝えるだけで良いのか? ■14 下から目線に囲まれて育った子供が、大人になって見下される。 ■15 「未知数」が「大したことない」の意味に使われている。 ■16 アマチュアほど、制作の途中経過を実況する。 ■17 金銭的な格差よりも、知恵や楽しさの格差の方がずっと大きい。 ■18 ドローンが危険だと問題になった理由は、簡単に飛ぶからである。 ■19 ついに怖れていたことが。「新書」が「古書」の反対だと認識され始めた。 ■20 おはぎとぼたもちは同じものではないのか。 ■21 僕の小説を読んだだけで、理系の大学へ行きたくなるという。 ■22 老年よ、好奇心を抱け。 ■23 地方への移住者が増えているとのニュースを見て。 ■24 個人情報について、本当に認識が甘い。 ■25 「屋台が炎上」のニュースで、「屋台の何が話題に?」と思う。 ■26 アロマが苦手。 ■27 たとえば、と一例挙げただけで真実味が出る錯覚。 ■28 「相手を理解する必要がある」はいつも正しいわけではない。 ■29 フルーチェを作って感じる孤独。 ■30 我が庭園鉄道もついに三十号機に至った。 ■31 昨日の僕が今日の僕にプレッシャをかける。 ■32 推論は、論理的でなければならない。 ■33 いろいろ文句を書いているが、愚痴ではない。 ■34 「憲法を守ろう」には二つの意味がある。 ■35 知識は無料、発想は有料。 ■36 自慢か謙遜かという判断はない。相手が興味を示すかどうかだ。 : : : : ■解説 土屋賢二 独特な視点やユーモアが楽しめる一方で、著者の人生観や哲学にも触れられるエッセイ……論理的でありながら、ユーモアや皮肉も交えていて、本作品も愉しませてもらえました、、、 個性が強く出ていて、読んでいて飽きを感じさせないですね……そんな中で特に印象に残ったのは、 観察を妨げるのは知ったつもり、知らないと思い続けることが知る原動力……という言葉に納得した『2 「あれはカラスだよ」と言ってカラスを見ない子供たち。』、 死生観が合致した『11 「老後が心配だ」と口にする人に「どうせ死ぬんですから」と言える?』、 フルーチェ好きの部分に共感した『29 フルーチェを作って感じる孤独。』、 ジェットエンジンの機関車に思わず笑ってしまった『30 我が庭園鉄道もついに三十号機に至った。』、 家族ってお互いを支え、それでいてお互いが好きなように生活して、矛盾があれば妥協する……理想的な家族像だなと感じた『83 身近な人たちにも、僕のようにあれ、と言うことはない。』、 かな……これでクリームシリーズの在庫は全て読了、他の作品も機会があったら読んでみたいな。
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趣深いエッセイ集です。クリームシリーズというらしいです。『つぼねのカトリーヌ』を読んでから、タイトルが楽しくて手に取るようになりました。私が日ごろ感じていた違和感について書かれていると、すっきりします。人は見たいものしか見ない、信じたいものを信じるということですね。はっきりここに...
趣深いエッセイ集です。クリームシリーズというらしいです。『つぼねのカトリーヌ』を読んでから、タイトルが楽しくて手に取るようになりました。私が日ごろ感じていた違和感について書かれていると、すっきりします。人は見たいものしか見ない、信じたいものを信じるということですね。はっきりここにもそう書かれています。私は言葉の使い方に変なこだわりがありますが、著者はもっと緻密に神経を使っていて、やはり上には上がいるぞと思います。因みに「こだわり」という言葉についても本書で言及がありました。このシリーズは表紙も大好き。
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