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匣の中の失楽 新装版 講談社文庫
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匣の中の失楽 新装版 講談社文庫

竹本健治(著者)

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匣の中の失楽 新装版 講談社文庫

定価 ¥1,705

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2015/12/01
JAN 9784062932790

匣の中の失楽 新装版

¥1,045

商品レビュー

4.3

29件のお客様レビュー

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2025/01/04

#読了 #竹本健治 #匣の中の失楽 #講談社文庫 #読書好きな人と繋がりたい 現実と虚構が入り混じる酩酊感が何とも言えない

Posted by ブクログ

2024/10/07

面白い、面白くないという次元でなく、一体どういう事?と頭がこんがらがる。この世界の実態を掴もうとする事自体、間違ってるのかも。 なかなか印象に残る作品。

Posted by ブクログ

2024/07/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

実際に読んだのは双葉文庫の2002年のもの。綾辻との対談やら当時の有識者の論評、作者による手書きの構想メモもおまけについていた分厚い一冊だったが、同じものがブクログに見当たらないので、代わりにこちらで登録しておく。 ※以下は、小野不由美のゴーストハントシリーズの重大なネタバレ示唆を含みます。ゴーストハント7巻の最後の最後までまだ読んでないよーという方は読まないでください! ゴーストハントシリーズを久々に読み終えた私が読本を読み、法月の解説で、ゴーストハントの主人公ナルのモデルが出てくるよ、と話していたのが本書。 さっそく借りてみたところ、分厚い分厚い一冊で白目になった。 とりあえず読んでみる。 タイトルが最近読んだ山田風太郎「棺の中の悦楽」じゃん、と思ったら本当にそうらしい。でも中身は全然違った。 なんといっても登場人物が多く、個性のないキャラはほとんど出番もなく笑、それらを把握するのに疲れた上に、どこまでが物語なのか、劇中小説なのか、わからず、ええー?と混乱しながら読んだ。 結局誰が生きてるのか死んでいるのか、誰が犯人なのか、はそれなりに説明があって、でも明かされない謎もあり、そのまま突然終わる。 まあ推理モノとはいえ、個々の事件の解決がメインではなく、全体の構造の仕掛けが面白さの肝だという話だからなあ。 これを当時21歳の若者が書いたと言うことで。 衒学的シーンも多々あるけどそこは斜め読みでも大丈夫。 本書は三大奇書+αの一冊にカウントされることもあるらしい。 家畜人ヤプーとかいうやつ?と思ったら、日本版らしい。いわくドグラマグラ、小栗虫太郎の黒死館殺人事件、虚無への供物、だそう。どれも読んだことないけど、小栗らの時代の新青年やら宝石の作家は好きなので、まあ読めないことはないかもしれない。←その雑誌周辺で活躍した非ミステリ系の作家(久生十蘭、小沼丹)が好きです。 キャラクターのメモ 曳間了(ひくま りょう)…主人公? 彼の説明文「F大学。心理学専攻。金沢生まれ。『黒魔術師』」ってカッコよすぎんか。 根戸…2番目に名前が出る割に活躍しない。 真沼…謎すぎる。彼がどうなったのかが一番謎。 影山…非実在を疑われてたが、喋ると明るい学者バカでなんか和む。 甲斐…裏主人公。曳間と同郷。 倉野…第一発見者。いい人そう。神戸生まれ。デザートブーツってなんだ。砂漠を歩くのか。当時そんなにみんな履いてたのか。 雛子…15才アイドル。頭もなかなかきれる。周りの大学生、みんなロリコンなのか? 杏子…15歳男子をひんむくのは止めよう。 羽仁…金持ち以外の設定がほぼない。 布瀬…くせつよ。一人称我輩はやめんか。仏文科が白い目で見られるだろうが。幼馴染の雛子にしてみたら、昔の憧れのお兄ちゃん王子様が我輩、ホホウを連発する口のへらない屁理屈野郎になってたんですごくショックだろうよ。 片城成、蘭…あーー、ゴーストハントのナルは××という設定が突然出るのはこれがモデルだったのかと納得。性格はむしろ曳間くんに似ていると言うがたしかにそう。こちらのナルたちは天真爛漫でかわいいけど小賢しいみたいな双子。むしろ、佐野菜美さんのミギとダリじゃね。 金沢にも神戸にも住んでいた私には、一部の登場人物にやや思いを入れて読みました。 70年代の大学生ってこんな生活してたんだなあ。 理屈っぽ学生が推理合戦しているの、なんか可愛い気がするんだけど、友人が死んでもケロッとしてるの凄いね。 この仲間内をファミリーと呼んでいるんだけど、決して、みんな仲良しというかんじでもないな。 最後の構想メモにあった「萩野千尋」という、使われなかった名前に見覚えあるなと思ったら、千と千尋じゃー。これは杏子の一部になったと思われる。 構想メモに書かれた作者によるイラスト、上手だなあ。少女漫画好きと言われてたけど、これは24年組が好きだっただろうな。 それにしても、戦前の日本ミステリ全盛期の「新青年」やら宝石やらの影響→戦後ミステリは戦争のあとの暗くておどろおどろしい何でもありの山風、乱歩、横溝→その影響もありつつ超常ムードに回帰した70年代ミステリ→の最後の花火だった雑誌幻影城(栗本薫、匣の中の失楽、銀英伝も最初はここから)→の影響を受けた京大ミステリ研から始まる新本格ブーム→その数年後、なんの繋がりもないところから同時に出てきた二大巨頭の京極夏彦と森博嗣。というかんじだろうか。 以上、 いっぱい書いて疲れました。 あ、最後に推理小説ブームについて私がまとめた文には、いろいろな間違いがあると思います。有識者でなくてすみません。

Posted by ブクログ

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