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大政翼賛会への道 近衛新体制 講談社学術文庫2340
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 講談社 |
| 発売年月日 | 2015/12/01 |
| JAN | 9784062923408 |
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大政翼賛会への道 近衛新体制
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商品レビュー
4.3
6件のお客様レビュー
近衛新体制運動について興味があったので購入。本書の原本『近衛新体制』(中公新書)は1983年出版。鳩山一郎らが自由主義的な立場から大政翼賛会と対立し翼賛選挙を非推薦で当選したことは有名だが、右翼の立場からも翼賛会による独裁は国体に相容れない幕府の再現と批判されていた。 また、財界...
近衛新体制運動について興味があったので購入。本書の原本『近衛新体制』(中公新書)は1983年出版。鳩山一郎らが自由主義的な立場から大政翼賛会と対立し翼賛選挙を非推薦で当選したことは有名だが、右翼の立場からも翼賛会による独裁は国体に相容れない幕府の再現と批判されていた。 また、財界も統制経済的な新体制には猛反発しており、小林一三商工大臣と岸信介次官の対立はこの延長線上にあった。 さらに、大政翼賛会への補助金を含む昭和15年度追加予算案、昭和16年度予算案には減額修正案が出され、近衛首相は大政翼賛会の政治的性格について追及される。減額修正案は否決されたものの、当初イメージしていた大政翼賛会=一党独裁とは程遠い状況であったことがよく分かった。 新体制運動の旗頭に担ぎあげられた近衛は各方面からの批判に対して次々に屈してしまい、積極性を発揮できなかったことが新体制運動挫折の大きな原因の一つではあるが、筆者は近衛の個人的な性質だけに新体制運動失敗の原因を求めるべきでもないと指摘する。政党や財閥などの「旧体制派」の力も過小評価するべきではなく、また、新体制運動は官僚機構の利害とも衝突してしまう。様々な勢力と対立していないことを理由に担がれた近衛が、それらの抵抗に直面したときに撤退するのは自然なことといえる。 東條内閣以降、新体制運動はどのように引き継がれてどのような結末を迎えたかは本書の範囲外の話になるが、その辺について何か良い本があれば読んでみたい。
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「新体制」が盛り上がって、頓挫?するまでの背景・経緯・理由等々が克明に描かれていて、大変興味深い内容になっている。既存政党打破&新党ブームってのは戦後も繰り返されているわけで、ある意味日本が「異常」であったこの時代に起きた事は現代でも参考になる部分は多いように思われる。 それにし...
「新体制」が盛り上がって、頓挫?するまでの背景・経緯・理由等々が克明に描かれていて、大変興味深い内容になっている。既存政党打破&新党ブームってのは戦後も繰り返されているわけで、ある意味日本が「異常」であったこの時代に起きた事は現代でも参考になる部分は多いように思われる。 それにしても近衛が「強い者へのあこがれ」というコンプレックス?があり、次女の結婚祝いのパーティでヒトラーのコスプレをしたという逸話には驚かされる。
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初版:1983年(中公新書)。1938年の近衛新党運動から40年10月の大政翼賛会発足を経て、41年4月の翼賛会改組に至る過程を1次資料に基づいて追跡したもの。翼賛会改組で分析を止めているのは、これが新体制運動の推進者たる「革新派」の敗北を意味するため。 もっとも、革新派が全く...
初版:1983年(中公新書)。1938年の近衛新党運動から40年10月の大政翼賛会発足を経て、41年4月の翼賛会改組に至る過程を1次資料に基づいて追跡したもの。翼賛会改組で分析を止めているのは、これが新体制運動の推進者たる「革新派」の敗北を意味するため。 もっとも、革新派が全くの無力だったのではない訳で(たとえば電力国家管理)、彼らの活動がトータルとして日本社会にどのような足跡を残したのかは、本書刊行から30年以上経つ今日でも未だ、評価は定まっていないといえよう。
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