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ニコマコス倫理学(上) 光文社古典新訳文庫
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ニコマコス倫理学(上) 光文社古典新訳文庫

アリストテレス(著者), 渡辺邦夫(訳者), 立花幸司(訳者)

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ニコマコス倫理学(上) 光文社古典新訳文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 光文社
発売年月日 2015/12/01
JAN 9784334753221

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商品レビュー

3.8

12件のお客様レビュー

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2025/02/08

光文社古典新訳文庫でもこれだけ難しいか。哲学を読み解く力が未熟だと感じた。個人的には全てを読む必要はないと感じた。

Posted by ブクログ

2024/06/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

さすが光文社の古典新訳、とても読みやすくて解説も丁寧で助かった。 アリストテレスは最高の善=幸福とは何か、と問いを立て、「徳に基づく魂の活動(徳を身につけ、優れた活動を行うこと)」と定義する。さらにそこから、徳とは何か、という問題に入っていくのである。徳を「知的な徳」と「人柄の徳」に二分し、「人柄の徳」を習慣によって身につく「中間性を示す選択を生む性向」であると定義して、実際の個々の徳がどんなふうに「中間性」を示しているのか考察していく(例えば、勇気は臆病と向こう見ずの中間である)ところまでが上巻。 相変わらずひたすら分類と考察を繰り返していくことに終始していて、アリストテレスって感じがする。魂の調和とかイデアの想起とか言っているプラトンに比べるとめちゃくちゃ地に足がついている。下巻だともっとダイナミックな話になっていくのだろうか?

Posted by ブクログ

2024/06/12

批判を恐れずにいうならば、この本は「中間」が最も優れていることを丁寧に解説する本である。また、いくつかの徳(アレテー)が紹介されているのだが、その中でも最も素晴らしい徳は、正義の徳(アレテー)であると言う。それは、正義の徳だけが、自分だけでなく、他人に対しても適応されるからである...

批判を恐れずにいうならば、この本は「中間」が最も優れていることを丁寧に解説する本である。また、いくつかの徳(アレテー)が紹介されているのだが、その中でも最も素晴らしい徳は、正義の徳(アレテー)であると言う。それは、正義の徳だけが、自分だけでなく、他人に対しても適応されるからである。 裁判や仲裁においても、その「中間」の美徳は採用されており、片方が一方に損害をもたらしたら、他方も同じ程度の損害を与えられることで、「中間」に戻すということだ。あらゆることがこの「中間」の考え方を適用できるのが興味深いところだった。

Posted by ブクログ