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12人の蒐集家/ティーショップ 海外文学セレクション
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12人の蒐集家/ティーショップ 海外文学セレクション

ゾラン・ジヴコヴィッチ(著者), 山田順子(訳者)

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12人の蒐集家/ティーショップ 海外文学セレクション

定価 ¥1,760

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 東京創元社
発売年月日 2015/11/01
JAN 9784488016593

12人の蒐集家/ティーショップ

¥1,595

商品レビュー

3.5

21件のお客様レビュー

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2024/09/29

 セルビアの作家の作品。全く知らない作家さんでしたがブク友さんレビューで見かけて気になって、初読み。  不条理、幻想ものなのに読みやすい。ロアルド・ダールっぽい……?(と言えるほどダールも読んでいませんが)書いてあることそのまま受け取ってそのまま怖さも含めて楽しめる感じが似ていた...

 セルビアの作家の作品。全く知らない作家さんでしたがブク友さんレビューで見かけて気になって、初読み。  不条理、幻想ものなのに読みやすい。ロアルド・ダールっぽい……?(と言えるほどダールも読んでいませんが)書いてあることそのまま受け取ってそのまま怖さも含めて楽しめる感じが似ていたような。  幻想連作短編としては、「蒐集家」をテーマにした時点で、一定以上の「狂気」は確保されるし、そして意外と一定以上の「共感」も得られるのではないだろうか。何の蒐集家を描くか。蒐集を巡ってどんなドラマが生まれるか。そして結末は。短編小説コンテストが開けそうなテーマだ。  印象に残った章のメモ。 ・「日々」→とあるケーキショップの特別メニューの対価は過去の日々。このケーキ、すごく美味しいみたい。一度くらい、食べてみたい。一度でやめられるだろうか……。 ・「爪」→爪切りで切った自分の爪を集める人の話。この蒐集はやろうと思えばできそうだしなんだか最も親近感を感じた。結論はちょっと意味わからなかったけど。 ・「夢」→「あなたの今見た夢を譲っていただきたいのですが」こういう電話かかってきたら面白いかも。 ・「死」「希望」→「あなたの死/希望を譲っていただきたいのですが」これは持ちかけられたときに冷静な判断ができない状態かもしれないけど、今日読んだこのお話の結末をゆめゆめ忘れずにおきたいものだ。

Posted by ブクログ

2024/02/25

武邑の紹介。現実と虚構が混じり合うような小説とのこと。 12人の蒐集家の方が面白かった。紫がモチーフ。 Eメールを蒐集するおじちゃん可愛い笑、メールに生真面目に返信する人を想像すると、善ってなんだろうって感じ 自分の写真を蒐集する男、ことばを蒐集する男→面白そう! 死の蒐集家: ...

武邑の紹介。現実と虚構が混じり合うような小説とのこと。 12人の蒐集家の方が面白かった。紫がモチーフ。 Eメールを蒐集するおじちゃん可愛い笑、メールに生真面目に返信する人を想像すると、善ってなんだろうって感じ 自分の写真を蒐集する男、ことばを蒐集する男→面白そう! 死の蒐集家: もっともすばらしい日を繰り返し永遠に生きること、と死を交換 夢の蒐集家 「芸術と同様、夢にも才能が必要とされ、才能ある夢見人はめったにいない。」p.65

Posted by ブクログ

2023/10/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

奇妙なものを蒐集する蒐集家たち……なにかと紫色してて面白かったです。 蒐集するものがそのものだったり、何かの対価として貰い受けるものだったりと違いはあるけど、コレクションが偏執的だとすればどこかしら悪魔的な様相を呈してくるんだなと思いました。日々とか夢、死、希望を蒐集してるのは明らかに魔。 ひえぇ…と読んでいたら「ティーショップ」はなんだか様子が違っていてこちらも面白かった。でもこのお店の語り部たちも魔なんだろうと思う。対価としてこの先、彼女は物語られるのかもしれないな。

Posted by ブクログ

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