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犬の心臓・運命の卵 新潮文庫

ミハイル・ブルガーコフ(著者), 増本浩子(訳者), ヴァレリー・グレチュコ(訳者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2015/11/01
JAN 9784102200063

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犬の心臓・運命の卵

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商品レビュー

3.6

22件のお客様レビュー

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2024/02/07
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※このレビューにはネタバレを含みます

犬の心臓の方は、これまで聞いたことない発想のお話でおもしろかった。人間の言葉を話し始めた、生意気な犬と手術をした医者のかけあいがおもしろい。 運命の卵も、発想がかなりユニークでおもしろくて怖い。どっちもいわゆるSFのジャンル。 ソ連政権に対する批判が隠れてるというが結構わかりやすいと思う。 どっちも当時のソ連の人たちの生活が垣間見られて面白い。

Posted by ブクログ

2023/11/25

ウクライナ出身(当時はソ連)の作家による、ソ連の政策などを風刺を交えて痛烈に批判しながらも、それだけには飽き足らずSFなどいろんな要素をぶっ込んで生み出された傑作。と私は思う。 読むのになかなか時間がかかったが、当時のソ連の情勢について詳しくなかったから、ところどころ注で解説して...

ウクライナ出身(当時はソ連)の作家による、ソ連の政策などを風刺を交えて痛烈に批判しながらも、それだけには飽き足らずSFなどいろんな要素をぶっ込んで生み出された傑作。と私は思う。 読むのになかなか時間がかかったが、当時のソ連の情勢について詳しくなかったから、ところどころ注で解説してくれたので、面白かった。 当時のソ連の状態を風刺しているが、ソ連だけでなく、人類全体への警告と捉えてもいいかもしれないと読みながら思った。 犬の心臓は、コロフが気の毒で、なんとも言えない読後感だった。フランケンシュタインを連想させた。 運命の卵は山椒魚戦争を連想させた。 しっかり理解し切れたとは全く言えないけれど、物語として読み継がれるべき本だと思う。

Posted by ブクログ

2023/01/23

 コロフが、周囲に影響されて、それを半ば鵜呑みにしている存在であるように見せかけて、実際は軍務をはっきり拒否したように、何のイデオロギーにも流されず、その時の自分にとって必要な思想や主張を取捨選択しているのだろうなと思った。だからこそ、結末の後味の悪さが際立っていた。  「運命の...

 コロフが、周囲に影響されて、それを半ば鵜呑みにしている存在であるように見せかけて、実際は軍務をはっきり拒否したように、何のイデオロギーにも流されず、その時の自分にとって必要な思想や主張を取捨選択しているのだろうなと思った。だからこそ、結末の後味の悪さが際立っていた。  「運命の卵」では、卵から孵った生物の生々しさが印象的だった。  全体を通して、自分がいかに資本主義に取り囲まれているかを感じた。全方位に批判の目を向けながら、ニヒリズムには陥らないという態度が一貫して見られる2作だったと思う。

Posted by ブクログ

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