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少女不十分 講談社文庫西尾維新文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2015/11/13 |
JAN | 9784062932462 |
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商品レビュー
3.5
19件のお客様レビュー
小学生4年の女の子に監禁される20歳の大学生。主人公が女性キャラに翻弄されるのは作者のお得意パターン。だが、少女のおかれた環境が明らかになるにつれ物語は次第にシリアスになっていく。
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※このレビューにはネタバレを含みます
【図書館本】 序盤、主人公の語りが長いのは前提として、相変わらず素晴らしい作品だと思った。主人公からのUの両親に対して一言「何死んでんだよ」、ごもっともである。“自由帳”ならぬ“不自由帳”、いい加減な『教育』が生み出す行動原理は怖い。310ページ以降を読んでからは号泣しっぱなしだった。“滅茶苦茶でも、幸せになっちゃいけないわけじゃない”、作者のこういうメッセージ性が好き。
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誰にでもあるような些細な反骨心を「変人を演じている」と考えているあたりが、他人と心の内を語り合ったことが無い人間らしくて良かった。(良いというのは効果的という意味で自分にとっては苦手だった) 主人公は太宰の人間失格のように自分の考えについて逆説を持ち出し「自分は偏屈なだけで他人に理解がない訳では無い」と言い訳するような語り口だったが、生命活動をする事にだけは貪欲であり素直であった。それは10年前の出来事で人間が死ぬという事はどういう事なのかを意識せざるを得なかったからだろう。 過去の彼はよく交通事故で人が死ぬ現場を目撃していた。それは人が死ぬという現象を観測しただけであって本当に人の死について触れていた訳では無い。だからこそUの家に入った時の違和感に気づかないふりを無意識にしていたのだろう。 しかし、10年前の事件を通して死ぬということは当事者だけの問題ではない事を知る。彼にとって物語を書く事が周りに与える「生」の影響であり、個人的な理由で作家として死んでしまう事はUが両親にされた事と同じだと思っているのだと思う。 また、彼が物語で伝えたい「道を外れてしまった人間でも幸せに生きていける」というテーマは何の根拠もない事であり、自分自身が道を外れた人間として作家を続ける事でその根拠になろうとしているのだと感じた。 U(とは書かれてないが、柿本の昔からの読者)が担当編集になるラストは、あの事件から物語を書くことで生きてきた彼が報われた瞬間であり、彼自身が何故生きるのかを綴った結末として非常に良かったと思う。 確かにあのままUが一人で生活していても警察は家に来ただろうし何らかの出会いで不自由帳から解放される事はあったかもしれない。しかし、彼女がずっと読者であった事は少なからず主人公の「生」によって与えられた影響である。
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