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ロボッとうさん(1) ビッグC
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ロボッとうさん(1) ビッグC

有永イネ(著者)

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ロボッとうさん(1) ビッグC

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 小学館
発売年月日 2015/11/12
JAN 9784091873231

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ロボッとうさん(1)

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2016/03/29

私よりレベルが高い漫画読みの方になら理解してもらえると思いたいのだが、ホント、面白いを通り越した「何か」がある漫画を読むと、体が反応する 前作『鬼さん、どちら』を読んだ際は、あまりのクオリティの素晴らしさに鳥肌が立ったもんだが、この『ロボッとうさん』の「第1話>父、36.25cm...

私よりレベルが高い漫画読みの方になら理解してもらえると思いたいのだが、ホント、面白いを通り越した「何か」がある漫画を読むと、体が反応する 前作『鬼さん、どちら』を読んだ際は、あまりのクオリティの素晴らしさに鳥肌が立ったもんだが、この『ロボッとうさん』の「第1話>父、36.25cm」を読んだ刹那に、ドワッ(ブァッだったかな?)と全身の毛穴がブチ開く音が聞こえたほどだった 帯にもあるが、「ヒバナ」の読者アンケートで一位を獲得するのも納得できる。と言うか、この高品質で上位に食い込まない方がおかしい 「ヒバナ」をリアルタイムで読んでいる訳ではないので、適当な事は書けないのだが、少なくとも、『雪花の虎』を連載中の東村アキコ先生が看板作家である事は確かだろう そんな東村先生の首元に届く長さ、隙を見せた瞬間に柔肌を裂ける鋭さがある牙を、有永先生は持っている(とは言え、まだ、『雪花の虎』(2)を読んでないので、読んだ後は評価は引っ繰り返る可能性は無きにしも非ず)!! まだまだ、新人にゃ負けない気概を保っている東村先生ではあるが、そんな先生の影響を受け、ホントに力のある漫画家が育ってきているのは漫画読みとして嬉しい 人と少し違うだけの鬼の日常を描いた、『鬼さん、どちら』に震えた際も思ったが、有永先生は、良くも悪くも受け入れられている、万民の常識とも言い換えられる「普通」の存在から、やや逸れている存在の持つ視点から、生身の人間を描くのがホントに巧い 人間から見るロボット、ロボットから見る人間、どちらもリアルだ この『ロボッとうさん』は、ロボットの父親、人間の息子って言う、親子の形を描いたストーリーはコメディの形式を取っちゃいるが、表紙から想像できないほどに深い。なまじ、お硬く真面目ぶっている漫画より、キャラクターの言動には納得できる部分が多い ロボッとうさんのロボらしからぬ個性も勿論だが、やはり、この作品を支えているのは、根の良さでツッパりきれていない、蓮助の愛すべき馬鹿さ加減だろう。純粋すぎて、自分の尊敬している父親が、大嫌いなロボットである、そんな現実を受け入れられず、癇癪を起こす子供っぽさは呆れを通り越して、可愛いとすら思えてきてしまう こんな蓮助を取り巻く友人(?)の二人も、これまた、個性的。同性のめぐむは、美少年らしく腹黒だが、実に友達思い。蓮助に友情を超えたキモチを持っているんじゃ、と疑ってしまうほど、距離が近い。異性の姫子は典型的な委員長キャラだが、それは仮の姿で、本性はロボに激しく萌える、自分に素直な美少女 人間らしさを持ったキャラクターばかり出てくる漫画だ、この『ロボッとうさん』は 極端な話、感情を有してしまったら、人間とロボットの線引きは難しくなるだろう。人間を人間と証明できる唯一のモノは、周囲の他者や環境からの影響を受けて、いくらでも変わっていく心だ。それを持てるのは人間だけ、そんな縋りつける過信があるから、人間はどうにか、やってこられている。感情を持ったロボットが反旗を翻しただとか、人間と禁断の恋に落ちた、そんな内容の作品が多いのも、ある意味、人間としての定義を守りたい、壊されたくないっていう防衛本能からなのかな? これから、、ロボッとうさんは父として、蓮助は男として、どんな成長を遂げ、その変化が父子の繋がりに、どんな影響を齎すのか、楽しみだ 特異な設定で、親子の愛情を真っ向から描いた、この『ロボッとうさん』、確実に今年、クる青年漫画だ どの話も有永先生の色が濃く出ているので、最も面白いのを決めるのは難しいが、個人的に涙腺を崩壊させかけられたのは、「第6話>>>>>>さようなら」だ。人と人、人と物、何であろうとも、時が来れば、別れは訪れる。その時、どんなに不器用な形であっても、自分を思ってくれた相手に「さようなら」でなく、「ありがとう」と言える出会いと経験を積みたいものだ この台詞を引用に選んだのは、頭でなく、心に訴えかけられたので。『プリマックス』でも同じことを言っているが、やはり、かわいいは理屈じゃない。本能で感じ取るもんだろう

Posted by ブクログ

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