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ヨイ豊
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 講談社 |
| 発売年月日 | 2015/10/28 |
| JAN | 9784062197762 |

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商品レビュー
3.6
31件のお客様レビュー
浮世絵といえば江戸時代、写楽や北斎・広重あたりが有名どころですが、名前は知っていても250年余りある江戸時代のどの辺りを生きた人なのか、今ひとつよく分かっておりませんで(^^;)読み進むうちになるほど幕末のお話か…と思った時、去年読んだ『文明開化がやって来た』を思い出しました。あ...
浮世絵といえば江戸時代、写楽や北斎・広重あたりが有名どころですが、名前は知っていても250年余りある江戸時代のどの辺りを生きた人なのか、今ひとつよく分かっておりませんで(^^;)読み進むうちになるほど幕末のお話か…と思った時、去年読んだ『文明開化がやって来た』を思い出しました。あの本にあったどこか浮世絵っぽい挿絵の数々は、そういうことだったんだなと改めて納得しました。この作品は四代目歌川豊国を主人公としたお話ですが、明治維新を機に廃れゆく浮世絵と清太郎自身が重なって、なんとも切ない幕切れでした。☆3.5
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※このレビューにはネタバレを含みます
浮世絵は嫌いじゃないけど、作者とか有名どころの写楽や広重ぐらいしか知らなかったが、図書館の返却棚にあるのに目が付き手を伸ばしてみた。 ヨイ豊とはいかなるものか?読み進めて最終章でようやくその言葉が出たときには泣けた。歌舞伎役者もそうだけど、先代が偉業を成したほどにその名前を襲名するプレッシャーは計り知れない。ましてや自分の弟弟子に才ある存在があればなおの事。八十八とのやり取りが面白くてハラハラして、そして切なくて、そんな二人が明治維新の動乱のを経て、時代が変わり、流行が変わり、それでも錦絵にこだわりぬいた生き様の果てが”ヨイ豊”である。豊原国周の名前も出てきたのでググってみた。ああ、この絵、この人だったんだ!って。 近代日本では浮世絵は蔑まれ、国外で高い評価を受けるとか日本のレベルの低さは日本の歴史そのものが原因なのかなぁと思う次第である。こういうのを読んでいると、ほんと今のCGって時代の申し子ではあるが”面白みに欠ける”だと思う。
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国芳一門に比べると、いささか尻窄みの印象のある国貞一門。敢えてこのタイトルなのかあ。版元達の口さがないことったら容赦ねーな。なんか哀しい。まあ、豊原国周は別途、改めて関連書を探して読みたい。 ところで、弁天小僧菊之助って、三代豊国の発案とは知らなんだ。先にアイデアありきで具現化したんですな。 しっかし、上野戦争で、弟子の雅之助が出奔。 探しに行った上野の山で清太郎が出会ったのは…やっぱり出た、芳年。嬉々と画を描いてやがるよ。
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