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ぼくたち日本の味方です 文春文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2015/11/08 |
JAN | 9784167904937 |
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ぼくたち日本の味方です
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商品レビュー
3.5
5件のお客様レビュー
似た者同士の対談なので盛り上がってはいるが、突っ込み所満載なのである意味面白いし、教育的効果もある。ただし、「反面教師」としててだが。 よって、2人の対談の何がオカシイのか?矛盾しているのか?を検証すればそれなりに有益にも思えるが、単なる時間の無駄なのかもしれない。 最大の疑問は...
似た者同士の対談なので盛り上がってはいるが、突っ込み所満載なのである意味面白いし、教育的効果もある。ただし、「反面教師」としててだが。 よって、2人の対談の何がオカシイのか?矛盾しているのか?を検証すればそれなりに有益にも思えるが、単なる時間の無駄なのかもしれない。 最大の疑問は2人とも大学教育・制度に関して文句をいいつつも、実際に改革を提案するわけでもなく、給料だけはもらって、定年間際に「やはりこれからは私塾だ!」と主張しているところ。著作だけでは食えないのか、信念を曲げてでもカネは欲しいのか。しかも、国家の莫大な補助金が投入されている大学に雇用されてでも・・・。
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東日本大震災前後の時事対談たが、あまりにも状況が変わってなくて驚く。 震災後は日本は変わる、変わらねばと言っていたが、その後の安倍政権の下、そのままの状況が続き、深化しただけだったのか。 この本で評価されているシールズなど影も形もなく、ローンウルフ型犯罪ばかりが目につく。父がいな...
東日本大震災前後の時事対談たが、あまりにも状況が変わってなくて驚く。 震災後は日本は変わる、変わらねばと言っていたが、その後の安倍政権の下、そのままの状況が続き、深化しただけだったのか。 この本で評価されているシールズなど影も形もなく、ローンウルフ型犯罪ばかりが目につく。父がいなくなったと盛んに言っているが、安倍氏はとても父というタイプではなかったが、その戯画化または代用だったのか。 維新の会も伸びは止まったが、維新と安倍は同根だし、トランプ型の大きなうねりの一つの流れ。明らかにグローバル化にストップはかかり、ローカルになってきたが、内田や高橋の予想や希望とは異なる方向と思う。
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『沈む日本を愛せますか?』(文春文庫)の続編で、東日本大震災を挟む2010年9月から2012年3月までの日本の政治状況について、内田樹と高橋源一郎が論じあっています。 内田の身体性に根ざした他者論にもとづいて、民主党政権を担った政治家たちのことばの軽さとそれを許しつづけてきた日...
『沈む日本を愛せますか?』(文春文庫)の続編で、東日本大震災を挟む2010年9月から2012年3月までの日本の政治状況について、内田樹と高橋源一郎が論じあっています。 内田の身体性に根ざした他者論にもとづいて、民主党政権を担った政治家たちのことばの軽さとそれを許しつづけてきた日本の政治的風土が小気味よく批判されています。一方、橋下徹については、その背景に彼の身体性と骨がらみになっているルサンチマンが存在することを指摘し、とくに高橋は興味をそそられているようですが、橋下の推し進めようとしている政治のありかたに対しては厳しい批判をおこなっています。こちらは、内田の著作である『呪いの時代』(新潮文庫)のテーマにかかわってくるようにも感じられます。 ただ個人的には、身体への回帰という内田の主張には危うさを感じており、おもしろく読めただけに困ってしまうところも多々ありました。「ぼくたち日本の味方です」というタイトルは、ネットの論壇などを中心に「反日」と罵倒されることの多い内田と高橋のアイロニカルなスタンスを示していると受け取られるのかもしれませんが、もちろん二人は本気でもあるのでしょう。こうした絶妙のバランス感覚が身体的な知によって維持されているところに、内田のたぐいまれな知性が示されているわけですが、どうにも危なっかしいと感じてしまいます。
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