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ネンレイズム 開かれた食器棚
定価 ¥1,650
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 河出書房新社 |
発売年月日 | 2015/10/01 |
JAN | 9784309024165 |
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ネンレイズム 開かれた食器棚
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商品レビュー
3.5
22件のお客様レビュー
この前も借りてきたのに期限内に読み切れず泣く泣く返却した山崎ナオコーラさんの「ネンレイズム・開かれた食器棚」、読み進めてすぐに私の勤めている下北沢のブリキボタンになんだか似ている くるみボタン という名前の喫茶店が出てきてドキッ。
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#ネンレイズム 極端な登場人物3人。高校生の時に自分を語れる考えを持てること。大人になってから魅力だなと多様性を題材にした作品を読んでいて痛感します。 #開かれた食器棚 "かわいい子には旅をさせよ"です。心を打たれました。信じ見守る段階です
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ネンレイズム おばあちゃんに憧れ、おばあちゃんっぽい恰好をし、シルバーカートを押す村崎紫(ムラサキユカリ)18歳。自分のことを「ワシ」と呼ぶ。自称68歳。 親友、紫優香里(ムラサキユカリ、同じ名)は、今を生きたい年相応の女子。二人のユカリは年齢に対する考え方が違う。 徐々に年をと...
ネンレイズム おばあちゃんに憧れ、おばあちゃんっぽい恰好をし、シルバーカートを押す村崎紫(ムラサキユカリ)18歳。自分のことを「ワシ」と呼ぶ。自称68歳。 親友、紫優香里(ムラサキユカリ、同じ名)は、今を生きたい年相応の女子。二人のユカリは年齢に対する考え方が違う。 徐々に年をとりたい、スカート男子加藤君。大人になるのを焦るつもりもない自称9歳。 風変わりな高校生同年の三人が友情を育んでゆき、公民館の編み物教室へ通いだします。おばさんやおばあさんといわれる年齢の婦人との絡みが面白かった。年配の女性は眼鏡に凝るんだなあ、と感じた。かぎ針編みと棒針編み、懐かしい。初心者はかぎ針。少し上級になると棒針でマフラーを編む。小学生のとき流行りました。 途中、なんと優香里が懐妊する。思わぬ展開、相手は加藤君。なのに次々襲う悲劇。 ストーリー展開というより、年齢に関して二人のムラサキユカリの考えの対話が、こちらに訴えかけているようで、それはきっと著者の意図で。 男女、世代の違いがあると、「やっぱり違うから」、とカテゴライズの中で考えてしまうから、取っ払わなくては、と思った。相手の年齢を知ることは、背景を知ることであり大切でもあるのですが。 ほっこりしたがどこか哀しさもあった。 開かれた食器棚 鮎美と園子は幼馴染。二人とも結婚し、30代後半になり園子の自宅の一部を改装し「ハワイアンカフェ」を開く。鮎美の愛娘菫(すみれ)は染色体の障害を持つ。 園子は菫にカフェを手伝うように促し、鮎美、菫に自信をつけるきっかけを与える。二人の友情、菫を見守る姿が素晴らしいと思った。 二つとも、価値観、どのように時間を過ごすか、何を持って幸福を見出すか、問われているような作品だった。
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