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プーチンの実像 証言で暴く「皇帝」の素顔
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プーチンの実像 証言で暴く「皇帝」の素顔

朝日新聞国際報道部(著者), 駒木明義(著者), 吉田美智子(著者), 梅原季哉(著者)

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プーチンの実像 証言で暴く「皇帝」の素顔

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 朝日新聞出版
発売年月日 2015/10/01
JAN 9784022513229

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プーチンの実像

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9件のお客様レビュー

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2022/04/23

大統領であるプーチンがロシアで絶大な権力を持っているため、現在そして今後のロシアの対外政策について知るにはプーチンを知るのがよいあろう。 ということで手にとった。 実際の様々の出来事の描写、プーチンを始め様々な関係者の発言や彼らとプーチンの会話の豊富な引用、そしてプーチンと関わ...

大統領であるプーチンがロシアで絶大な権力を持っているため、現在そして今後のロシアの対外政策について知るにはプーチンを知るのがよいあろう。 ということで手にとった。 実際の様々の出来事の描写、プーチンを始め様々な関係者の発言や彼らとプーチンの会話の豊富な引用、そしてプーチンと関わった多くの人物へのインタビュー。これらを交えて様々な顔を持つリアルな政治家としてのプーチンの姿を描き出している。 特に関係者へのインタビューは素晴らしく、貴重である。 プーチンと接した日本の政治家や官僚など関係者はもとより、他国のジャーナリスト、プーチンのインタビュー本の著者、東ドイツドレスデンでのKGB時代の同僚や同市長、ベルリンの壁崩壊後にKGBへ突撃してプーチンと対峙したデモ隊、サンクトペテルブルク副市長時代の市長の妻、同市の大学学長かつプーチンによる資源利権の恩恵を得る富豪、イスラエルの情報機関「ナティーフ」の元長官、など。 様々な証言から、地味で出世意欲もなかったプーチンが、どのようにして大統領になったのかが詳細に描かれている。その記述は素晴らしく、納得させられるものである。 一方で、プーチンがその後なぜ、どのようにして権力を強化しその地位を強固にできていったのかは、ほとんど記述されておらず、その点は物足りなかった。(そもそも知ることが困難だとも思うが) 本書が出版された2015年からさらに数年がたち、2022年2月から現在までロシアのウクライナ侵攻が行われている。 侵攻を行っている張本人のプーチンは「悪者」としか報道されていないが、本書ではプーチンの欠点や悪者エピソードだけでなく、「魅力」も多数描かれている。特に敵対する立場の人にも魅力的だと評価されており、驚いた。当たり前のことなのだが人は単純には評価できないということも改めて思う。 またこのタイミングでのウクライナ侵攻を行ったロシアの思惑について、メディアでも現在様々に分析されているが、それら以上に私が本書の記述で納得した部分がある。 あまり納得したくもないのだが、それはプーチンの元経済顧問イラリオノフがクリミア併合に関して語っている場面で、 「ウクライナで起きていることは、プーチンの個人的心理から起きている」 ウクライナへの侵攻は「経済的な理由、政治的な理由、安全保障上の配慮、地政学な理由で説明することはできない」。 「なにか奪うものがあるのなら、私はそれを奪う」という理屈 という発言だ。 本書を読んでプーチンの「実像」により迫って改めて思ったのは、ウクライナ侵攻はロシアの思惑ではなくプーチンの思惑なのだということである。 そしてプーチンの発言や行動の理解は、難しい。 最後に、本書の魅力の一つはエンターテイメント性のある文章である。 特に、2012年大統領選直前のプーチンへの著者らのインタビューの描写が良かった。 プーチンからいかに有益な発言を引き出そうか奮闘する著者らの努力や思考の様子は、緊張感がこちらにも伝わり手に汗を握るものであった。 記者の仕事の難しさとやりがいの一旦に触れたようだった。

Posted by ブクログ

2018/12/27

ロシアに仕事で関わる人は、プーチン政権や今のロシアの状況を把握する為読んだ方がいい。 プーチンの発言や、プーチンを知る人へのインタビューなどを通じてプーチンの立ち位置を理解しようとする書。

Posted by ブクログ

2017/08/24

ネット上には真偽のほどが定かではないプーチン伝説が溢れている。 例え9割がデマだとしても「プーチンならありえる」と納得してしまうこ ともしばしばだ。 ただ、本書はそんなプーチン伝説ではなくとっても真面目な評伝だ。 実際にプーチンを知る人々の証言を集め、朝日新聞朝刊に連載...

ネット上には真偽のほどが定かではないプーチン伝説が溢れている。 例え9割がデマだとしても「プーチンならありえる」と納得してしまうこ ともしばしばだ。 ただ、本書はそんなプーチン伝説ではなくとっても真面目な評伝だ。 実際にプーチンを知る人々の証言を集め、朝日新聞朝刊に連載さ れた記事に大幅加筆して書籍化された。 連載中も毎回楽しみに読んでいたのだが、こうして1冊の本にまとまる とロシア大統領プーチンという人はとことん興味深い人物だ。 KGBの元スパイ。スパイ好きの私にはこれだけでも興味をそそる存在 なのだが、政治経験ゼロで大統領にまでなってしまったのだもの。 KGB時代は決して優秀なスパイだったのではない。派遣されていたの は旧東ドイツのドレスデン。そこで東ドイツの崩壊に立ち会った。 故郷サンクトペテルブルクへ戻り、サプチャーク市長の下で第一副首相 を務めていた時にソ連が崩壊した。このふたつの国の崩壊に立ち会った ことが大きな影響を与えたのかもしれない。 ただ、KGB時代、共産主義には批判的であり、サンクトペテルブルク時代 には西側の銀行などを誘致し、市場開放には積極的だった。 夢見たのは西欧型の自由経済。だが、国家が転覆するのだけは我慢が ならない。そんなところか。だから、プーチンがやろうとしているのは決して ソ連の復活ではなく、あくまでも「強いロシア」なのだ。 それは「世界一のお金持ち」と言われたロマノフ朝への回帰と見るのは 蝶々うがった見方かもしれないけれど、プーチンは「大統領」と呼ぶより 「皇帝(ツァーリ)」と呼ぶ方がふさわしいような気がする。実際、私は 普段「閣下」と呼んでるしね。 それにしても本書で証言している人たちのプーチンに対する意見が 極端に割れているのはおもしろい。とことん批判的な人、とことん好意的 な人ってなっている。 これもどの視点で見るかで変わって来るのではないかな。アメリカ寄りの 視点だと「独裁者、悪魔」になるのだろうし、ロシア視点では「救世主であ り、頼りになる大統領」だろうしね。未だ80%という高支持率を誇っている のだから。尚、ロシア・メディアが骨抜きにされている件は問題だけど。 元々が新聞記事なので一般的なプーチン入門というところだね。これまで もプーチン関連の作品を読んでいる人には物足りないかもだけれど、彼 のこれまでの足跡を追うにはいい。 尚、何故プーチンが森喜朗がお気に入りなのか謎だったのだけれど、 森喜朗のお父様が日本とロシアの友好に尽力し、ロシアに分骨され ているとのエピソードが閣下のお気に召したらしい。一緒にお墓参りを している写真が本書にも掲載されていた。 森喜朗は好きではないが、プーチンに率直にものを言えるところは見直し たわ。そういえば、以前、サンクトペテルブルクにアイスホッケーの世界 選手権を見に行った時、VIP席にプーチンと並んで森喜朗が座っていた。 「こら~、森~。その席、私と替われ」と叫んでいたことは内緒である。

Posted by ブクログ

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