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戦後入門 ちくま新書1146
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戦後入門 ちくま新書1146

加藤典洋(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 筑摩書房
発売年月日 2015/10/07
JAN 9784480068569

戦後入門

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商品レビュー

4.6

24件のお客様レビュー

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みんなの感想まとめ
  • 戦後日本歴史考察
  • 左派右派議論
  • 国家倫理の役割
  • 現代日本への影響
  • 戦争記憶の警鐘
  • 読者への信頼の語り口
  • 改憲護憲の葛藤
  • 現情勢との関連性
  • 歴史的視点からの提案
  • 深い思索を促す作品

テーマは、日本の戦後の歴史とその影響に関する深い考察であり、著者の視点が多様な意見を呼び起こします。読者は、左派や改憲・護憲の議論に対する疑問や葛藤を感じつつ、著者の優しい語り口に信頼を寄せています。特に、戦後の歴史がどのように現在の日本に影響を与えているのか、またその中での倫理や国家の役割についての考察が、読み進めるうちに響いてくると感じるようです。

一方で、著者の提案には賛否が分かれ、行動に移すことへの危惧も示されています。ボリューム感に圧倒されながらも、現代の情勢に照らし合わせて本書を読むことで、より一層の理解が深まることが期待されます。特に、過去の戦争の記憶や、国際関係の変化に対する警鐘が、読者に強いメッセージを伝える作品となっています。

※この内容はAIが作成したものであり、ブックオフ公式オンラインストアの見解や意図を示すものではありません。

2025/04/30

新書にして600頁越えのボリューム感に怯み、早く読みたいと思いながら、長らく積読状態に置かれていたもの。やっと読めました。しかしこれ、どうせ読むなら早く読んどくべきだな。新たな戦前なんて言われちゃうような今日に読んだからこそ、相当に響くところがあったのかもしらんけど。 まず、枢軸...

新書にして600頁越えのボリューム感に怯み、早く読みたいと思いながら、長らく積読状態に置かれていたもの。やっと読めました。しかしこれ、どうせ読むなら早く読んどくべきだな。新たな戦前なんて言われちゃうような今日に読んだからこそ、相当に響くところがあったのかもしらんけど。 まず、枢軸国側と連合国側の争いであった大戦が、終戦後にいつの間にか、民主対共産に置き換えられたとの指摘から始まる。その原因として、根底には原爆投下の責任回避的側面が垣間見え、結果的に、現在まで続くところのアメリカ従属体質が維持され続ける問題にまで論が及ぶ。必然的に憲法第九条に言及される訳だけど、どう改正を声高に叫びつつ、一方で対米従属方針を強めていくべく立ち回る論理矛盾が、いかに荒唐無稽か、すっと腑に落ちる。ではどうすべきか。フィリピンが、対米関係をこじらせることなく、米軍基地の撤廃に成功した例を引き、日本でも同様の可能性が探れると説く。本書上梓から十年が経過し、氏が鬼籍に入られてからも世界の変化は著しい。コロナ禍やウクライナ侵攻・ガザ侵攻で、本書でも一番の拠り所としている国連の、そのプレゼンスは低下している印象を拭い切れない。本書の論旨を、まんま現代に適用するのは、ますます困難になっているけど、それでも十分に通用し得るもの。それだけに、今の世に対する氏の論考がもはや聞けない喪失感が大きい。

Posted by ブクログ

2021/03/08

フィリピンのアメリカ基地撤去の事実と経緯は衝撃、これが何故もっと報道され話題にならなかったのか。日本の対米依存・従属という構造的特殊性は政治運営において有能な選良による相当の覚悟と洞察が必要とされる。現下の政治状況は差し迫る地政学的難易度を考えても到底看過できるレベルではない。敗...

フィリピンのアメリカ基地撤去の事実と経緯は衝撃、これが何故もっと報道され話題にならなかったのか。日本の対米依存・従属という構造的特殊性は政治運営において有能な選良による相当の覚悟と洞察が必要とされる。現下の政治状況は差し迫る地政学的難易度を考えても到底看過できるレベルではない。敗戦後の日本政治が辛うじて歩んできた主体性や峻厳さがリーダー人材の不作により溶解しつつある。

Posted by ブクログ

2020/01/28

対米従属と半独立の現実が未だに日本の現状であることの、歴史的背景と数多くの論考をベースに著者が明快な結論を導き出す過程をたどることができる好著だ.p63にある"戦争の死者たちを、間違った、国の戦争にしたがった人々と見て、自分の価値観とは異なる人々だからと、心の中で切り捨...

対米従属と半独立の現実が未だに日本の現状であることの、歴史的背景と数多くの論考をベースに著者が明快な結論を導き出す過程をたどることができる好著だ.p63にある"戦争の死者たちを、間違った、国の戦争にしたがった人々と見て、自分の価値観とは異なる人々だからと、心の中で切り捨てる" という戦後しばらくの期間、スタンダードとされた革新派の人々と、"戦前の死者たちを称揚したい.否定したくない、という一心から、歴史的な現実のほうをねじまげて、日本は正しかったのだ" と考える人々があり、後者が次第に増えてきた現実を直視している.これらの発想は未だに根強く残っている.ポツダム宣言受諾と無条件降伏の関係の議論も良かったが、原子爆弾に関しての考察が秀逸だ.米政府内では、原爆投下以前にも科学者を中心に使用を止める提言があったこと、さらに投下後にもこのような技術を公開することを官僚がいたことなど、興味ある事実が披露されている.憲法9条の論考も素晴らしい.p551にある非核条項と基地撤廃条項を加えた9条改定案、さらにp369の配置図は非常に理解しやすい.

Posted by ブクログ

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