慈しむ獣 愛す男 ショコラ文庫

火崎勇(著者), 兼森美行

• 販売会社／発売会社: 心交社
• 発売年月日: 2015/10/10
• JAN: 9784778118815

商品レビュー

2021/02/03

両親を亡くし親族をたらい回しされ愛されずに大人を信じなくなった広夢が、父親の友人だという神代に引き取られ成長する

成長した広夢は自然と神代に恋心を抱く
神代が狼だった事から話が展開していくのですが、直球な広夢の想いに悩む神代が良かったです。
子どもとどう接したら良いかわからない神代が蔵の神様になって、悠人から本音を聞き出したりしていたため、神代と知らず恋心を打ち明けられる神代が、旧知の狼、若林に助けを求めたり、クールな神代の仮面が剥がれていくのが面白かったです

この後は溺愛まっしぐらですなw

2015/10/13

内容（「BOOK」データベースより）

両親を亡くし父の知り合いの神代誠士郎に引き取られた小倉広夢だが、無愛想で無口な神代は子供の広夢には恐ろしく、心を開けないでいた。そんなある日、広夢は古い蔵の中で守り神だという人語を話す狼・クラと出会う。クラは幼い広夢の話を聞いてくれ、以来広夢にとってかけがえのない存在となった。そして月日が流れ大学卒業を目前にした広夢は、クラにある秘密を打ち明ける。いつしか神代に抱くようになっていた恋心を…。

クラの正体なんて、内容紹介読んだだけで解ろうと云うものですが、それでも、ページがめくりやすいテンポで面白かった。
ファンタジー要素のあるもので、特に言及されないお話については、寿命の差がきになって仕方ないのですが。