姉弟ほど近く遠いものはない(VOL.5) クリエイティブC

冬島暮(著者), 小木初見(著者)

• 販売会社／発売会社: 小学館
• 発売年月日: 2015/10/09
• JAN: 9784778037857

商品レビュー

2018/04/08

978-4-7780-3785-7　179ｐ　2015・10・12　1刷
○うん、変態しかいない… 最初に比べてな免疫が
ついて話に慣れてきてしまった

2015/11/11

感想の初っ端から、こう書くのはどうなんだ、と自分でも思うが、後で書いても結局、変わらんだろうから、今、書いておく
この『姉弟ほど近く遠いものはない』ほど、姉×弟、または弟×姉モノに夢を見ている人間から夢も希望も奪って、砕いた破片を踏み躙ってくる作品もあるまい
私は姉がいないから、ピンと来ないし、姉系女子に性的な興奮も覚えない（ちなみに、妹系もない）からダメージは少ないが、世の姉はこんなんじゃないはずだ、と信じたい気持ちが湧き上がってくるのも事実だ
ホント、いや、誇張でも何でもなく、リアルに精神的に危険すぎる美少女ばっかり登場し、猟奇的な行動を一切躊躇う事なく実行しているので、先に書いたタイプの人だけでなく、残酷な表現はアウトな人も避けた方が賢明だろう
よくぞ、ここまで、病んだ美少女キャラを作り出せ、なおかつ、ストーリーを面白くするように動かせる、いや、動くのを許可しているな、作者
エロい描写は多いのに、アブノーマルで、人としてのラインを踏み荒らし過ぎていて、読み手が全く興奮出来ないトコも、これまた凄い
また、頭がおかしいのは、姉ら美少女らだけでなく、彼女らに振り回され、被害者ぶっている男たちも結構、非常識人で、ますます笑えてくる
ぶっちゃけ、ノーマルな思考のキャラの方が浮いてしまう、異常性を抱えている人間が幅を利かせているギャグ漫画だ
最初は、貴重な一般人だと思っていた白燐会長も、今や、この『姉弟ほど近く遠いものはない』の中で一、二を争うド変態に落ちてしまった。妹の友達も、段々に、ヤバい百合の匂いをプンプンとさせだし、次巻で開花しそうで恐ろしいぜ
今んとこ、まだマシなのは、副会長だけだが、この人も、いざ、誰かに惚れたら、変貌してしまうんだろうか。せめて、彼女だけは堪えて欲しいんだが
『姉ログ』のようにアニメ化して欲しい、と思いながらも、アニメ化できない内容になっていく・・・・・・
ストーリーが基本、前、中、後と三話に分かれているので読みやすさはある
個人的にお勧めの話は、第９４～９６話「紳士、変態紳士」だ。女子メインの第９２、９３話「淑女、きっと淑女」の裏側で展開していた、性癖を晒し合う、パイパンなボーイズトークが描かれており、共感かつ同意できる点も多い一方、お約束のオチを目の当たりにすると、自分は気を付けよう、と思える
この台詞を引用に選んだのは、「お前らが言うな」とツッコミを入れたくなるほど、一応は納得できるモノが確かにあるからだ。でも、ここまで人間として間違ってしまうと、若者でも取り返しがつかなくなるんじゃないかね