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カラーセラピーと高度消費社会の信仰 ニューエイジ、スピリチュアル、自己啓発とは何か?
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | サンガ |
| 発売年月日 | 2015/10/01 |
| JAN | 9784865640281 |
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カラーセラピーと高度消費社会の信仰
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カラーセラピーと高度消費社会の信仰
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カラーセラピーと高度消費社会ってなに?と、タイトルを眺めてしばし考えましたが、中身を読んでみた方が明快です。 現代社会をある意味で支えているほど力を持っている反面、実態が曖昧なままのスピリチュアルや自己啓発といったレッスンの数々。その実態に興味を抱いた著者が、実際に体験してみた...
カラーセラピーと高度消費社会ってなに?と、タイトルを眺めてしばし考えましたが、中身を読んでみた方が明快です。 現代社会をある意味で支えているほど力を持っている反面、実態が曖昧なままのスピリチュアルや自己啓発といったレッスンの数々。その実態に興味を抱いた著者が、実際に体験してみたという体当たりのレポート的なものでもあります。 著者が特に興味を持ったのは「カラーセラピー」や「オーラソーマ」。確かに今ではあちこちにサロンがあり、若い女性を中心に人気を集めているもの。 私が知っているのは、1時間程度のコースですが、著者が参加したのは6日間の体験セミナー。そんなに長い期間のものもあるんですね。 著者は、セミナーの内容のほかに、この講座に興味を持ち、救いを求めている参加者にも興味を向けます。 自己啓発とは自己を知り、高めようとする意識の試み。自分が何者なのかという問いに明確な答えをくれる自己啓発は、人の心の拠り所ともなります。 それは精神的なものでありながら、ビジネス的な側面も濃く、高度消費社会への貢献もなしているもの。 無宗教と言われる日本人の心の拠り所となる信仰のようなものだと著者は定義付けます。 自己啓発本が説く「自分のアイデンティティ」を探すことに、つぶされそうなほど圧力をかけられていることに気が付いていない不自然さ。 自分を癒すセラピーも、結局は商業主義の波に乗っています。 アイデンティティさえ消費される現代社会に、著者は警鐘を鳴らしています。 実際に体験した著者は、その怪しさやうさん臭さにかなり触れたことと思いますが、真っ向から糾弾はしません。悩みぬいて、それを心のよすがとしている人もいるのですから。 「自分探し」がここまで危ういものとは思いませんでした。自分探しができさえすれば、存在意義をつかめて、すべての悩みが解決するという意識はいったいどこから生まれたのでしょう。 人は自己肯定をしたらそこで完全な人間体になれるのでしょうか。 かなり一方的で不自然な思考だと、著者は警戒します。 そしてそれが、現代社会の病のようなものではないかと。 この論法を、ただ机の上だけで回したのならば、特に何の感慨も得ませんが、著者は身体を張って、いくつかのヒーリング系体験をし、関係者へのインタビューを行い、内部を知ったうえでまとめているため、(なるほど)と思えます。 人気のカラーセラピーですが、私はオーラソーマをやったことはありません。 ただ、知人で受けたという人は何人か知っています。 はまっているわけではなく、気分転換に試しているような感じです。 おしゃれ感などで軽くトライする人も多いでしょう。 著者が言っているのは、これにすがっているような人々の話。 通常にはそれほどいないように思いますが、私が知らないだけで、かなりの数の人々がたよっているのかもしれないし、あるいは一握りの人だけなのかもしれません。 いろいろな形の拠り所があっていいと思うし、実際に被験者たちは、それで気分が晴れているのなら、一概に批判をする気持ちにもなれません。 ただこれを現代社会の一つの側面とみるのは間違っていないと思います。 一過性的な流行の一つかと思っていましたが、それがこのような論文にまとまると、社会の中の位置が見えてくるので、興味深いものがありました。
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