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嫌老社会を超えて
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
発売年月日 | 2015/09/01 |
JAN | 9784120047596 |
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商品レビュー
3.5
9件のお客様レビュー
(2016/1/13) 82歳になった五木寛之さんが老人がのさばる?今の社会を憂う。 いかに頭を柔らかくもつか。 1時間もあれば読める本なので、老人の皆さまには是非読んで自らを振り返っていただきたい。 美術館や病院が老人だらけなのはやむを得ないとしても、 公園や学校の子どもの声が...
(2016/1/13) 82歳になった五木寛之さんが老人がのさばる?今の社会を憂う。 いかに頭を柔らかくもつか。 1時間もあれば読める本なので、老人の皆さまには是非読んで自らを振り返っていただきたい。 美術館や病院が老人だらけなのはやむを得ないとしても、 公園や学校の子どもの声が五月蠅いと市やら警察やらに訴える老人は老醜そのもの。 そのうち若者の逆襲を食らうことになるだろう。 とはいえ自分も今年55歳になる。一昔前なら定年の年。 まずは体力、フォーエバーサブフォーを中心に鍛え、 世のためになるようなことをしたいものだ。 「保育園義務教育化」などを著した、30代になったばかりの気鋭の古市憲寿さんとの対談は読みやすい。 やはり若者を、次世代が元気でいられなければその国に未来はないのだ。 第1章 「貧しい若者」と嫌老社会 第2章 新たなヘイトスピーチの予感 第3章 希望の見えづらい国で 第4章 「下山」の楽しみを知る 第5章 「嫌老社会」のゆくえを考える 第6章 「嫌老」から「賢老」へ 特別対談 戦後七〇年、日本は「嫌老社会」と「戦争」に向かうのか―五木寛之×古市憲寿
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
五木寛之「嫌老社会を超えて」、2015.9発行。かつてはお年寄りは「愛嬌のある人」「一目置きつつケアする」、そんな存在であった。今は、疎ましいだけの存在、社会に漂う嫌老感。老人は数が多いだけでなく、弱者ではなくなった。「同情」から「嫌悪」に。老人は見る力、聞く力、噛む力、歩く力・・・、様々な面で不便を感じているのですが、困った現象です。人生100年時代の生き方と逝き方、老いも若きも、社会全体として考えないといけませんね。超えるのは難しそうです。 かつて老人は弱い存在であり、同情を集めた。今は元気な老人で、かつ年金と医療の恩恵を。一方で、ブラックや非正規、貧しい若者。豊かで元気な老人には、反感と嫌悪の感情が。五木寛之「嫌老社会を超えて」、2015.9発行。著者は嫌老社会を超えるために、いろいろ提言されていますが、どれも難しく感じました。高度成長からバブル景気、そしてバブルの崩壊後、下り坂を下る日本。希望が持てない「不安」を払拭する手立ては見つかるのでしょうか!
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負の遺産を背負わされ苦境に立たされる若い世代は,あふれかえる豊かで元気過ぎる老人に嫌老意識を持つ…。鈍感で無作法,頑迷で偏屈な老人にはなりたくない。豊かに人間らしく老いていきたいものだ。
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