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移民の宴 日本に移り住んだ外国人の不思議な食生活 講談社文庫

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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2015/09/01 |
JAN | 9784062931830 |
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移民の宴 日本に移り住んだ外国人の不思議な食生活
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商品レビュー
3.9
42件のお客様レビュー
涙なしには読めなかった。 グルメ要素を期待して読むと少しがっかりするかもしれない。 だけど、「あなたの食事事情を教えてください」という最初の入りで、一緒に食事を交わすことで文化や国籍は違えど打ち解けられる。 そして打ち解けることで、本当にその人の事を知れる。 だから他文化に触れ...
涙なしには読めなかった。 グルメ要素を期待して読むと少しがっかりするかもしれない。 だけど、「あなたの食事事情を教えてください」という最初の入りで、一緒に食事を交わすことで文化や国籍は違えど打ち解けられる。 そして打ち解けることで、本当にその人の事を知れる。 だから他文化に触れたい、日本に住んでいる外国人を知りたい、そんな期待を持ってこの本を読むと、かなり満足度がある。 著者の高野さんの人柄がもっと好きになる本。 盲目の旦那さんとの結婚を機に、スーダンから日本に来た女性、フィリピン女性たち、色んな過酷な状況も乗り越え日本で暮らすイランの女性。 自分の実家が近くにないのはもちろん、母国語ではない国で子育てをしている女性たちに本当に胸が打たれ、その中で仕事も頑張る姿に勇気を沢山もらえた。
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移民―様々な要因や事情によって母国を離れ、日本に移住してきた在留外国人は300万人を超える。その中でも独自の暮らしや文化を異国でも守り続ける人々がおり、また意外なほどに日本の食や習慣を受け容れている人々もいる。そんな日本の中にある外国のお話を各地で取材してまとめたエッセイ集となっ...
移民―様々な要因や事情によって母国を離れ、日本に移住してきた在留外国人は300万人を超える。その中でも独自の暮らしや文化を異国でも守り続ける人々がおり、また意外なほどに日本の食や習慣を受け容れている人々もいる。そんな日本の中にある外国のお話を各地で取材してまとめたエッセイ集となっている。 取材のタイミングが東日本大震災直後ということもあり、移民たちの中には母国に戻ってしまったり、東日本から西日本に移り住んだりといったケースも多かった。その中でもとくに信仰面では、教会やモスクといった象徴的な建物を異国においても守り続ける姿勢が垣間見える。そしてそこが同胞との接点であり、不安を解消するコミュニティとなっていた。 印象的だったのは、移民第一世代の外国籍の人々が母国の食や文化を大切にする一方で、子や孫の第二世代になると日本食や日本語を日常的に扱うようになる点だ。とくにムスリムやヒンズー教徒のような禁忌の多い宗教でも、肉食が少なく調理が簡単な日本食は好まれるようで、割とどの国の出身者でも寿司やラーメンは好むといった傾向がみられる。 もちろんこういった表には見えない差別や暮らしにくさといった面もあるのかもしれないが、決して深くは混じらずとも表面的に穏便に済ますといった日本社会の特徴は、外国人コミュニティにとっても無難かつ平和に暮らせる場所なのだろう。
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多分7年くらい前に一度読んでいる。 2011年頃の話でだいぶ時は過ぎているので、日本に住む外国人事情も変わってはいるかと思うけど、やっぱりこの本は面白い。
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