儲かる不動産投資は、地図から探せ！

伊藤邦生(著者)

• 販売会社／発売会社: KADOKAWA
• 発売年月日: 2015/09/01
• JAN: 9784046013750

商品レビュー

2018/10/24

金融の専門家から、不動産投資サービスを設立した著者による、不動産投資ノウハウ本。地方における不動産投資の有利さと、儲けの方法を詳しく説明している。実際に投資するわけではないが、概略は理解でき面白く読めた。投資の視点は参考になるが、儲けることの難しさも理解できた。
「県庁や市役所があるような地方の主要駅周辺は、役所や病院など生活インフラがある程度整っています。住みやすいエリアですので、たとえシャッター街化しているとしても、住居用物件にはやはり一等地です」p50
「できるだけ数多く見て、相場観をしっかり作ること。これが、不動産を安く買うためには絶対に欠かせない要素です」p111
「4000万円なら買ってもいいと思っていても、交渉したら思ったより下がることはありえます。ですので、最初は極力、低く低く値段を言うこと」p123
「最初の１棟は日本政策金融公庫から借り入れ、２棟目、３棟目と物件を増やしていくときに民間の銀行のアパートローン、あるいはプロパーローンを利用するのが融資戦略のひとつの方法です」p137
「リフォームで一番力を入れるべきは、クロス（壁紙）と床のクッションフロアです。クロスとクッションフロアによって、内見する人の印象がガラッと変わります。よく「キッチンシンクを取り替えたほうがいい」などと不動産会社は提案してきますが、よほど汚いときは別にして、コストの割にはあまり効果がないものです。通常のクリーニングで使えるのであれば、それで十分です。また「物件の第一印象はエントランスで決まるので、エントランスが重要」という人もいますが、私はそれほど気にしません。数百万円かけてエントランスを全部タイル張りにするくらいなら、内装にお金をかけたほうが有効です」p176
「賃貸仲介会社の営業マンを味方につけるために重要なのは、①物件概要と物件広告、②顔写真入りの名刺、③手土産。これが賃貸仲介会社に渡す「三種の神器」です」p187
「（手土産は）洒落たものより、どこから来たのかがすぐわかる地元のお菓子を持っていくといいと思います（東京ばな奈、東京スカイツリーの絵が描かれたお菓子など）」p200