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半市場経済 成長だけでない「共創社会」の時代 角川新書
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | KADOKAWA |
発売年月日 | 2015/09/01 |
JAN | 9784040820255 |
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半市場経済
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商品レビュー
3.9
9件のお客様レビュー
2015年すなわち約10年前の本である。10年前から、ずっと同じ近代批判が続いている。3章の近代的な時間の話が、労働するようになって身に突き刺さる。共同体に所属したい。
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好き嫌いがそこそこ分かれそうな内容です。非現実的・理想論と評価される可能性は高いかも。 要点は市場の発達により社会と乖離した市場経済になんとか社会性(人々の生活的な価値のことだと思う)を取り戻していく時代になってきたのではないか、という主張。 課題解決の効率化のためにある程度...
好き嫌いがそこそこ分かれそうな内容です。非現実的・理想論と評価される可能性は高いかも。 要点は市場の発達により社会と乖離した市場経済になんとか社会性(人々の生活的な価値のことだと思う)を取り戻していく時代になってきたのではないか、という主張。 課題解決の効率化のためにある程度レイヤーを制限せざるを得ない(国の財政とか、地域の財政とか、家計とか)状況が分断を生むのは仕方ないし、解決策をスケールするために最大公約数的な評価軸である貨幣に単純化されるのも仕方ないのかな、とは思う。それ故に個人の生活からは乖離していくけど。 主な対策としては市場経済だけではない様々な経済を成立させることや社会的価値に基づく活動を広げることを目指しているようでした。 面白かったのは、時計が導入されて「自分の時間」を認識したことにより、逆に取引可能なものとなり、賃労働として搾取されるようになった、という指摘です。皮肉。
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今日、世間では、コミュニティビジネス、ソーシャルビジネス、里山資本主義などなど、社会的な課題解決の対処の仕方として色々なアプローチがあり、それぞれに一応納得できるような提案がなされている。 この本は、「半市場経済」という概念を提起し、序章にあるのだが、ひとつの時代の終わり、前提が...
今日、世間では、コミュニティビジネス、ソーシャルビジネス、里山資本主義などなど、社会的な課題解決の対処の仕方として色々なアプローチがあり、それぞれに一応納得できるような提案がなされている。 この本は、「半市場経済」という概念を提起し、序章にあるのだが、ひとつの時代の終わり、前提が崩れた、神話の終焉、新しい経済デザインと鞘木デザインを、新しい価値の創造と経済学 ということで、一定整理し第1章から最終章までそれぞれの専門家が理論整理された本である。 内容は 第1章 経済とは何だったのか。あるいは、労働の意味を 問いなおす ―経済・コミュニティ・社会 ・内山 節 第2章 エシカル・ビジネス ―「縁」を結ぶ、「縁」を紡ぐ働き方― ・細川 あつし 第3章 存在感のある時間を求めて ―「時間による支配」から「時間の創造」へ― ・杉原 学 第4章 ソーシャル・イノベーション ―経済活動を通じて社会変革をもたらす 「産霊(むすび)の力」― ・梅田 一見 最終章 現代社会と市場経済、非市場経済、半市場経済 ・内山 節 副題にある成長だけでない「共創社会」の時代を目指して、第2章から第4章において、違った観点からのアプローチがあり、読者としては新たな触発があり満足いく新書でありました(感謝)。
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