1,800円以上の注文で送料無料

死を忘れるな 白水Uブックス海外小説 永遠の本棚
  • 中古
  • 書籍
  • 新書

死を忘れるな 白水Uブックス海外小説 永遠の本棚

ミュリエル・スパーク(著者), 永川玲二(訳者)

追加する に追加する

死を忘れるな 白水Uブックス海外小説 永遠の本棚

定価 ¥1,870

880 定価より990円(52%)おトク

獲得ポイント8P

在庫なし

発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 白水社
発売年月日 2015/09/04
JAN 9784560072028

死を忘れるな

¥880

商品レビュー

3

4件のお客様レビュー

レビューを投稿

2020/09/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

【きっかけ】 猫町倶楽部8月駒井会の課題図書。 【感想】 老人のもとに「死の運命を忘れるな」という謎の電話がかかってくる。このつかみはおもしろい。ただ結局犯人は誰なのか、この謎の電話の真相は明らかにならずに話は終わった。この小説は、謎解きミステリー、サスペンスとして読むのではなく、老人たちの会話ややりとりを楽しむものみたいだ。 ゴドフリーが、オリーブのもとに行くところが印象的だった。年老いても男はそんなものなのかと感じた。 【読書会を終えての感想】 私のグループは6人。男性3人、女性3人。 話題になったこと ・登場人物の中で誰が好きか→アレック、チャーミアン、ペディグルーなど。 ・印象的な場面 ・謎の電話の犯人は?→老人たちの幻聴説 ・読み進めるのがつらかった……。(特に前半) 全体会での質問 ・最後に「(ジーン・テイラーは)最後まで忘れてはならない4つのことの第1―死―の思いにひたっている」とあるが、残りの3つは? なぜ最初が死? →『徒然草』155段の「死ぬことは前や後ろから迫っている」という内容を連想した。

Posted by ブクログ

2020/08/12

全員が70代以上の老人小説。 イギリスミドルアッパークラスの人々(老人達)のばたばたし、ちっとも達観した様子がなく、嫉妬や疑念や過去の不倫暴露などに怯える、とても人間臭い小説。 ミュリエルパークは執筆時四十代。なぜ老人小説を?と思う。59年に出版された本作だが、50年代イギリスは...

全員が70代以上の老人小説。 イギリスミドルアッパークラスの人々(老人達)のばたばたし、ちっとも達観した様子がなく、嫉妬や疑念や過去の不倫暴露などに怯える、とても人間臭い小説。 ミュリエルパークは執筆時四十代。なぜ老人小説を?と思う。59年に出版された本作だが、50年代イギリスは既に高齢化社会が始まっており、これにどう向き合っていくかが、社会問題でもあったらしい。 死を忘れるな(メメント・モリ)について、西洋思想ではより死について身近に、若い時から徹底的に考えるし、私達東洋よりも、身近な思考の材料であるという。 だから、この意味不明な連絡について、単純な脅し以外のもっと意味を持ったものとして、腑に落ちるのだろうが、私自身はこの文章に、この意味以上を受け止めることが難しかった。

Posted by ブクログ

2016/01/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

見事にジジババばかりが元気〜(≧∇≦) 笙野頼子でこんな話、なかったっけか。 歳を取れば、こーんなに、なりふり構わずやりたい放題に好きなだけ底意地悪くなれるんだったら、長生きするのも良いもんかも。 ん⁇ 今と変わってないか⁈ バーステッド婦長、「カッコー…」のラチェッド婦長くらい頑張ってくれるかと期待してたら、あえなく敗退だし。

Posted by ブクログ