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永六輔の特集 話の特集ライブラリー
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 自由国民社 |
発売年月日 | 1996/06/20 |
JAN | 9784426140007 |
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永六輔の特集
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男のおばさん、とでもいうのだろう。長い顎で、良く喋る。江戸前、ボンさんの子どもにして曲尺の擁護者……。昔から、大好きなのである。古くは中学生の時代、ラジオ関東というチャンネルがあったのだが、そこで月曜日から金曜日まで午後10時20分から15分間。「今日から明日への曲がり角。今日の...
男のおばさん、とでもいうのだろう。長い顎で、良く喋る。江戸前、ボンさんの子どもにして曲尺の擁護者……。昔から、大好きなのである。古くは中学生の時代、ラジオ関東というチャンネルがあったのだが、そこで月曜日から金曜日まで午後10時20分から15分間。「今日から明日への曲がり角。今日の話は昨日の続き、今日の話はまた明日」というメッセージが毎晩の合言葉のようであった。出演者は、この永六輔、前田武彦、大橋巨泉。だいたい、この3人だった。早稲田の同年代、番組の構成者だったり、その後、それぞれそれなりのビッグ・ネームとなったのだが、楽しいけれど時事に辛口の放談の時間だった。「黒い花びら」がレコード大賞の第1回受賞作となった時代、「夢で会いましょう」が楽しみだった時代……。そんな時代だった。 以来、六輔交遊録であったり、大往生であったり、多くの本もものしているだけに、読んだことのある人もすくなくないだろう。この「特集」は、まさに「話の特集」に書き続けていた文章が収められている。「無名人語録」のセレクションなどは、いつ読んでも絶品だ。ごく当たり前の市井の人たちの、当たり前だけれど聞き流してしまいそうな、だけどそこにこそ真実がある、という話の数々。 実は、このところズット、座右に置いている。座右とはいっても、我が家のトイレの座った右側の位置になのだが、いやいやトイレへ行くのが楽しみ。 せめて一つの語録を――。「よく○○さんの生家っていうのがありますねェ。みんな明治の有名人ばかりだから、よく考えてみたら、最近はみんな病院で生まれるから生家ってなくなっちゃたんですね」。 そうなのです。ちょっと考えてみること、って本当に意外に面白いですよね。この「関心空間」ってのも、それに近いのかもしれないけど…… 因みに、この本、1996年6月発行なので、新品では本屋にはないと思うが、流通はしているみたい。
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