- 中古
- 書籍
- 書籍
十七八より
定価 ¥1,650
990円 定価より660円(40%)おトク
獲得ポイント9P
在庫なし
発送時期 1~5日以内に発送
商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2015/08/27 |
JAN | 9784062196642 |
- 書籍
- 書籍
十七八より
商品が入荷した店舗:0店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
お客様宅への発送や電話でのお取り置き・お取り寄せは行っておりません
十七八より
¥990
在庫なし
商品レビュー
2.3
9件のお客様レビュー
文章のリズム自体は嫌いではないが、結局のところ何を言っているのかわからない表現が延々と続くばかりで萎えてしまった。それでも途中までは俯瞰的に少女の多感な内面を描いているかのようにも思えたのだけれど、後半の叔母との会話はまったくもって意味不明だったし、そこを境にして小説が僕に背を向...
文章のリズム自体は嫌いではないが、結局のところ何を言っているのかわからない表現が延々と続くばかりで萎えてしまった。それでも途中までは俯瞰的に少女の多感な内面を描いているかのようにも思えたのだけれど、後半の叔母との会話はまったくもって意味不明だったし、そこを境にして小説が僕に背を向けてしまった。いったい読者にどんな下地があればこの小説を楽しめるのだろうか?
Posted by
多分全然分かってないのでとりあえずメモ程度に。 主人公の少女と叔母は、「最高の任務」に出てくる2人と同一の設定だと思われ、同作が大好きなので前日談として読めて嬉しい。 超雑に言えば、1周まわって自意識が異常に高い、周りがどうしてもほっておかない見目の少女が世界とどう対峙していくか...
多分全然分かってないのでとりあえずメモ程度に。 主人公の少女と叔母は、「最高の任務」に出てくる2人と同一の設定だと思われ、同作が大好きなので前日談として読めて嬉しい。 超雑に言えば、1周まわって自意識が異常に高い、周りがどうしてもほっておかない見目の少女が世界とどう対峙していくかみたいな話なのかなあ?広すぎて絶望的な言葉の世界と、狭過ぎて絶望的な目の前の現実。いや、全然違うかもしれない。 叔母さんもいいけど、お母さんがすごくいい。彼女の態度に周りはみんな翻弄されているのに、お母さんだけがNOという。「特にあなたの声は町内で一番通らないのに、笛も持たずにどうやって(中略)生きていくつもり?」「あんたのお喋りははぐらかすのが目的。私は伝えたいのよ。そのためには、どんな言い方したって構わないと思ってるだけ」「ホントいやになる。いつかめちゃくちゃに傷つくに決まってんだから。気の利いたことを言いたいだけ。ホントもウソもおかまいなしで、とにかくふざけてる」お遊戯会の件も好き。家族で焼肉食べに行くシーンは全体的に面白い。 勉強会一緒に参加してる男の子に主人公がしてやられるとこもグッとくる。それをコンシーラーでなきものにするというのも独特過ぎる。 最後の病院のシーンはすごい。どんな事実があろうと、目の前でどんなことが起ころうと、ただひたすら自分の世界だけで生きるものが自分の世界に現れた時の独特の感じがビンビンに伝わってくる。 うさぎよ、ありがとう。 と、部分部分はおもしろいと思いつつも、全体が全く読めてないので、また時が経ったら再読してみたいと思います。
Posted by
初めて乗代雄介作品を読んだ。ある女子高生の回想録、という体で話は進むが難解。回りくどいといえば、そう。好みは分かれるだろうが、個人的にはとても面白かった。膨大な知識量を感じさせる修辞、引用、メタ言及の嵐に、これがデビュー作なんておよそ信じられない。町屋良平を初めて読んだときと同じ...
初めて乗代雄介作品を読んだ。ある女子高生の回想録、という体で話は進むが難解。回りくどいといえば、そう。好みは分かれるだろうが、個人的にはとても面白かった。膨大な知識量を感じさせる修辞、引用、メタ言及の嵐に、これがデビュー作なんておよそ信じられない。町屋良平を初めて読んだときと同じくらい衝撃を受けた。
Posted by