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SF宝石(2015)
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SF宝石(2015)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 光文社
発売年月日 2015/08/19
JAN 9784334910495

SF宝石(2015)

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商品レビュー

3.3

3件のお客様レビュー

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2016/06/26

SFアンソロジー  ショートショートが含まれるので作品数が多いが、全体的には出張移動時間に読み切れる分量だ。  冒頭は好きな作家さんの「アステロイド・ツリーの彼方へ/上田早夕里」。なんだか瀬名作品のような良い香りがする。短いけどこのシリーズ読んでみたいと思わせるな。  期待...

SFアンソロジー  ショートショートが含まれるので作品数が多いが、全体的には出張移動時間に読み切れる分量だ。  冒頭は好きな作家さんの「アステロイド・ツリーの彼方へ/上田早夕里」。なんだか瀬名作品のような良い香りがする。短いけどこのシリーズ読んでみたいと思わせるな。  期待したんだけどイマイチ情景が伝わらない「あるいは土星に慰めを/新城カズマ」。アップテンポがうれしいけど結末が雑な感じの「最後のヨカナーン/福田和代」。ドタバタコメディチックだが、一気に読み切れる「地底超特急、北へ/樋口明雄」。定番の侵略モノ「親友/中島たい子」もなかなか読ませる。  そしてショートショートタイムに突入。「泥酒/田丸雅智」はイマイチ。東大工学部に期待したのに。次の「ある奇跡/弐藤水流」はなかなかにおもしろい。パラレルワールドをうまく使ってる。京都大学部からは「生き地獄/井上剛」なんだが既読かな。よくあるアイデアって感じ。京都大学農学部からは「聖なる自動販売機の冒険/森見登美彦」で、まったくおもしろくない。  SF色が濃い「蛇の箱/両角長彦」はオチがありきたりで新鮮さがないけど、次の「虫の居所/荒居蘭」はなかなかに筆が軽快で楽しい。大きなテーマで始まる「母/井上史」のエンディングは半回転捻りかな。  イマイチの「闇切丸/江坂遊」、ソラリスっぽい「辺境の星で/梶尾真治」、ハードボイルド風の「新月の獣/三川祐」、意味不明の「伯爵の知らない血族/井上雅彦」、期待したけどわかんない「輪廻惑星テンショウ/田中啓文」。  気を取り直して「五月の海と、見えない漂着物/藤崎慎吾」に進む。いいなぁ、ファンタジー風のあたたかいストーリー。こんなSF好きだなぁ。満足。  しかし最高傑作はこれ。「架空論文投稿計画/松崎有理」。久しぶりにとても楽しかった。架空の論文がとても楽しい。いい味だなぁ。  猫が主役だからあまり好きではない「サファイアの奇跡/東野圭吾」。あまりSF色がないから、イマイチだなぁ。なんか、青い猫の子が産まれるのはどうでもいいけどなぁ。  とにかく、松崎友理さんと藤崎慎吾さんの作品が良かったな。

Posted by ブクログ

2015/11/04

森見登美彦氏が「聖なる自動販売機の冒険」を書いているので読む。あまりSF作品読まないけど、全て新作読み切りで他の作品も読みやすく、面白かった。

Posted by ブクログ

2015/09/27

読み切りの短篇集なので、これからSFを読もうと思っている人は、これを読んで好きな作家や好みの作風やストーリーを探すのが良いでしょう。個人的には、上田早夕里さんの小説が読みたかったので購入しました。読んでみて、他の作品も読みたくなったのは井上史さんです。思いもよらないところに出会い...

読み切りの短篇集なので、これからSFを読もうと思っている人は、これを読んで好きな作家や好みの作風やストーリーを探すのが良いでしょう。個人的には、上田早夕里さんの小説が読みたかったので購入しました。読んでみて、他の作品も読みたくなったのは井上史さんです。思いもよらないところに出会いがあるのがアンソロジーのいいところです。 以下、作品ごとの個人的な感想というか読書メモです。 ◎アステロイド・ツリーの彼方へ(上田早夕里) 人口知性を搭載された猫型ロボットの話。ドラえもんの話かと思いきや、当然ながらまったく違った。人間とは何かを改めて問える作品。 ◎あるいは土星に慰めを(新城カズマ) 309光年先の世界と夢でつながる話。よくありそうな話ですが、楽しんで読める作品。 ◎最後のヨカナーン(福田和代) 洗脳の話かと思いきや、最後が恐い。ヨカナーンとサロメのお話を知っていれば、その結末も予想できたのかもしれないが、私は知らなかったので、純粋に恐怖を味わった。 ◎地底超特急、北へ(樋口明雄) 超高速で走る地底超特急。時速900キロメートルを越えて移動する車輌の中での惨劇。ひたすら恐い。惨劇が起きた(起こされた)理由も恐い。ああ恐い。 ◎親友(中島たい子) 読みはじめはBLなのか中二病なのかよく分からなかったけど、最後はあっと驚く大どんでん返しで面白かった。「親友」の定義がよく分かった。 ◎泥酒(田丸雅智) 泥酒(どろしゅ)飲みたい! ◎ある奇跡(弐藤水流) うん。ささやかな奇跡だ。でも、まあよくある話で、読んでほのぼのとはするが、驚きはない。 ◎生き地獄(井上剛) 死後の世界って誰も知らないから、こんな感じに想像するのは面白い。救われないところは本当に生き地獄だし。 ◎聖なる自動販売機の冒険(森見登美彦) おバカな感じ。 ◎蛇の箱(両角長彦) ひたすら恐い。 ◎虫の居所(荒居蘭) ショートショートとしてちょうどいい。それでいて面白い。人間と自然の共存と銃問題を考えさせられる。 ◎母(井上史) SFである。スケールは大きいし、アイデアもいい。これがデビュー作のようだが、将来期待できる作家かもしれない。 ◎闇切丸(江坂遊) アイデアはいいと思ったけど、ラストがいまいち。ショートショートではなく、もう少し長めの作品にすれば面白くなるかも。 ◎辺境の星で(梶尾真治) 星新一のショートショートのような話の展開だった。面白いのだが、あと一歩といったところ。 ◎新月の獣(三川祐) 衝撃のラスト。笑ってしまった。まあ、やつも獣といえば獣だからな。 ◎伯爵の知らない血族-ヴァンパイア・オムニバス-(井上雅彦) タイトル通りの吸血鬼のオムニバス。基本的にはホラーなんだろうな。個人的には最後の第5話が面白かった。 ◎輪廻惑星テンショウ(田中啓文) 軽いタッチで読みやすい。知的生物とは、死後の世界とは、などいろいろ考えさせられるが、悲壮感などはないので、単純にストーリーを楽しめた。 ◎五月の海と、見えない漂着物(藤崎慎吾) 異星人とのファーストコンタクトものと言っていいのだろう。少年と異星人の、言語ではないコミュニケーションが読んでいて心地よい。舞台が海の近くだったり神社があったりするので、実家の近くを思い出した。だからというわけでもないが、読んでいて爽やかな感じがして気持ちいい。 ◎架空論文投稿計画(松崎有理) メタフィクションというのが、自分にとっては新鮮で面白かった。作品の最後に掲載されている参考文献は、きっと偽物に違いないと予想していたが、ネットで検索してみると……なるほどね。 ◎サファイアの奇跡(東野圭吾) ファンタジックな少女の物語。大人の欲を忌み嫌い、子供の純粋な思いが勝利するような昔話のようである。悪い意味で言っているのではない。そのような何か懐かしい心地よい読後感があった。

Posted by ブクログ