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日米開戦陸軍の勝算 「秋丸機関」の最終報告書 祥伝社新書429
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 祥伝社 |
| 発売年月日 | 2015/08/03 |
| JAN | 9784396114299 |

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日米開戦陸軍の勝算
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日米開戦陸軍の勝算
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商品レビュー
3.3
13件のお客様レビュー
秋丸機関(陸軍省戦争経済研究班)の存在はこの本で初めて知った。 大東亜戦争前の総力戦的な研究については猪瀬直樹氏の昭和16年夏の敗戦で書かれている総力戦研究所は知っていたが、その研究結果について、秋丸機関は全く異なる結論を導いている。 総力戦研究所は戦争初期は優勢なれど、2年程度...
秋丸機関(陸軍省戦争経済研究班)の存在はこの本で初めて知った。 大東亜戦争前の総力戦的な研究については猪瀬直樹氏の昭和16年夏の敗戦で書かれている総力戦研究所は知っていたが、その研究結果について、秋丸機関は全く異なる結論を導いている。 総力戦研究所は戦争初期は優勢なれど、2年程度で補給、生産力等で劣勢に立たされるという結論に対して、秋丸機関は経済力的に英米に対し日本が劣勢という前提は持てど、インド洋と見据えた西進により米との直接対決は避け、米→英の補給を立ちつつ、日本の広域経済圏を確保した後に米と対峙することで勝機を見ている。 秋丸機関の研究は陸軍に総力戦の研究という一面において合理性があったことを示している。これにより、陸軍全てが合理的な組織だったとは言い切れないが、少なくとも秋丸機関という存在を知ることで大東亜戦争に向かう当時の日本軍に対する解釈が少し変わったように思う。 また、秋丸機関の研究は合理的で根拠に基づいていたものであったとはいえ、もしこの戦略に基づいた場合でも、秋丸機関の研究どおりに歴史が動いていたとは限らない部分は留意が必要である。 あくまで合理的な研究をする機関が陸軍内にあったという事実を抑えることに焦点を当てた方がよい。 著者の一次資料の取材力や分析力は率直にすごいと思った。 これまで秋丸機関の存在を含めてあまり世に知れ渡らず、また秋丸機関の評価がなされていなかったのは、著者も言わんとしているように、戦後GHQ配下での思想の統制による歴史的な抹殺と考えても違和感はない。 GHQにとって大東亜戦争(GHQとしては太平洋戦争)のストーリー(すなわち戦後レジーム)としては、日本軍がとにかく無謀な戦争に突き進んだという前提でなければならず、陸軍内に合理的な研究や米との直接対峙を避ける思想があったことは都合が悪い事実の一つであっただろう。 この書籍の隠れた意味としては戦後レジームからの脱却を補完することなのかもしれない。
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まえがき ・「敵を知り、己を知れば百戦危うからず」(孫子) ・決断は、人間の精神活動の中で、あるいは組織行為の中で、最も高次のものです。 ましてや、あの戦争の「開戦」の決断。言うまでもなく、あの戦争は「総力戦」です。すべての国力をあげて、より本質的に言えば、国民経済を挙げて戦う戦...
まえがき ・「敵を知り、己を知れば百戦危うからず」(孫子) ・決断は、人間の精神活動の中で、あるいは組織行為の中で、最も高次のものです。 ましてや、あの戦争の「開戦」の決断。言うまでもなく、あの戦争は「総力戦」です。すべての国力をあげて、より本質的に言えば、国民経済を挙げて戦う戦争のことです。その決断には、すべての国民の生命と生活がかかっていました。 ・あの戦争の「開戦」の決断の真実を理解するためには、決断の過程を知らなければなりません。 第一章「陸軍省戦争経済研究班」(秋丸機関)が、大東亜戦争を創った ・彼我の国力判断の結論は悲惨そのものです。哀れですらあります。 ・「陸軍省戦争経済研究班」の実質上の研究リーダーマルクス経済学者有沢広巳 ・帝国陸軍はきわめて合理的でした。自らが国を守るために存在する組織であることに、透徹した自覚を持っていました。表面的なイデオロギーがどうのこうのということにはまったく囚われていませんでした。 ・約二百五十種の報告書を作成しました ・総力戦としての戦争戦略の本質を明示 ・高度の国民経済的組織力を発揮し、生産力を最高度に引き上げんとする ・「長期戦」となる限り、やがて経済抗戦力は低下せざるを得ない ・軍事行動によって占領した敵国領土の生産力をも利用し得る ・広域経済圏の生産力が対長期戦の経済抗戦力として利用され得るに至る ・同じ枢軸側の日本の抗戦力と独逸の抗戦力とはまさに車の両輪であると位置付けられ、両国の戦略思想は、重なり合うものであり、補完し合い、連関するものでありました。 ・東アジアにおいて日本が負けないためのシナリオの基礎であったのです ・英米の経済抗戦力への深い洞察 第二章帝国陸軍の科学性と合理性が、大東亜戦争の開戦を決めた 第三章山本五十六連合艦隊司令長官が、大東亜戦争を壊した ・山本五十六の大罪 ・戦略を壊したのは、山本五十六 第四章歴史の真実を取り戻せ! ・有沢広巳 ・秋丸次朗 ・「英米合作經濟抗戦力調査(其一)」の発見と情報操作 あとがき 「大東亜戦争は、有沢広巳が作り、山本五十六が壊した」のです 資料「英米合作經濟抗戦力調査(其一)」序論(前半部) 序論 凡そ經濟抗戦力の基礎となるべき要因は次の二者に帰することが出来る ㈠経済抗戦諸要素の構成とその大小の測定(量的抗戦力)
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少しベクトルを変えた非対称戦を指向した、といったテイストで納得できた。実現に至らなかった理由は単純化が過ぎるとも思ったが。
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