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ザ・セカンド・マシン・エイジ
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ザ・セカンド・マシン・エイジ

エリック・ブリニョルフソン(著者), アンドリュー・マカフィー(著者), 村井章子(訳者)

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ザ・セカンド・マシン・エイジ

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 日経BPマーケティング
発売年月日 2015/07/31
JAN 9784822250997

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商品レビュー

4.2

24件のお客様レビュー

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2023/04/27

前著の「機械との競争」とあわせて購入しました。まず全体的な感想から言うと、申しわけありませんが正直ほとんど感銘を受けませんでした。その証拠に数ページ読むとつまらなくなって読むのをやめてしまったので、全ページ読むのにかなりの期間を要しました(苦痛に感じたときもありました)。タイトル...

前著の「機械との競争」とあわせて購入しました。まず全体的な感想から言うと、申しわけありませんが正直ほとんど感銘を受けませんでした。その証拠に数ページ読むとつまらなくなって読むのをやめてしまったので、全ページ読むのにかなりの期間を要しました(苦痛に感じたときもありました)。タイトルにも書いたように、ページのかなりの部分が他人(もしくは他の研究機関)の調査結果や発言を紹介しているため、「あなた自身の考えは何なの?」というのがよくわからず、自分の意見を表明しているときも、誰それはこういう調査結果を発表しているが私も同意する、という程度の意見表明です。その意味では、学術論文の第1章で既存研究についてのLiterature surveyというのを書きますが、あれが最後まで延々と続いている本、という印象でした。ためしにあるページをランダムに選んで、著者以外の人(組織)の研究調査から参照してきた部分にマーカーを引こうとしたら、ページ全部に線が引かれてしまいました(笑)  また私は経済学の知識はそれなりにあるつもりなのですが、こと経済学に関する記述については恐ろしく表面的と感じました。想像するに、Googleでキーワードを入力して、出てきた論文のサマリーだけを読んで、ざっと記入しているのではないか、と感じる箇所が多々ありました。またやたらと「ノーベル経済学賞を受賞した・・・氏」が述べている(→よって間違いない)、というような形で経済面での自身の主張を補強していますが、例えばミルトン・フリードマンの発言のいくつかが、全くの間違いであったことは後世彼自身が認めていますし、ノーベル賞受賞者だから全部正しいということはありません。むしろ、やたらとノーベル賞受賞者の発言ばかりを持ち出すところに、著者の経済学の知識のなさをなんとか「権威」で補強しようという意図が見え隠れしていました。頑張って全ページ読みましたが、残念ながら最後まで読んでも星2つの評価は変化しませんでした。

Posted by ブクログ

2022/08/02

社会の発展度合いを計測する『社会開発指数』により人類史を捉えると、まさに現代は重大な転換点にある。その原動力となるのが ・デジタル化 ・コンピュータの『指数関数的』高性能化 ・『組み合わせイノベーション』 である コンピュータの高性能化は、チップの処理速度がおよそ18ヶ月で2倍...

社会の発展度合いを計測する『社会開発指数』により人類史を捉えると、まさに現代は重大な転換点にある。その原動力となるのが ・デジタル化 ・コンピュータの『指数関数的』高性能化 ・『組み合わせイノベーション』 である コンピュータの高性能化は、チップの処理速度がおよそ18ヶ月で2倍になる『ムーアの法則』が知られる。これは科学者の努力によるものであり、ここまで加速度的な進歩が起こる産業は他にはない 人工知能の発達は目覚ましい。これまでは、機械により雇用がなくなることは『労働塊の誤謬』とされていたが、今後は分からない。人間も馬のように、産業界から排斥される可能性もある。 人間特有の能力として、『複雑なコミュニケーション』『パターン認識』『非定型の肉体労働』が挙げられる。特に、人間にとっては簡単な運動でも機械には困難な『モラベックのパラドクス』が興味深い。 デジタル産業の強みは、情報伝達、複製のコストがほぼゼロの『限界評価ゼロ』経済であることだ。今や世界中のデータベースにアクセスでき、最高のアルゴリズムを無限にコピーして、しかも無料で利用できてしまう。 デジタル経済は人々の生活を劇的に豊かにしておきながら、その費用は極端に低い(あるいは無料で提供されるため)GDPに反映されない。音楽産業がCDからストリーミングに転換した時、まるで産業が丸ごと消えてしまったかのような現象が、統計上では起こる。 デジタルサービスの場合、物理的な障害がほとんどないため、すぐにグローバル化する。そして、一番が市場を独占し、その流れが『ネットワーク外部性』により加速する『ウィナー・テイク・オール』の世界である。 その結果として、桁違いの所得格差が生じる。今後、大金持ちとなる可能性のある人間は ・エンジニアなどの高スキル労働者 ・システムを所有する超資本家 ・芸術、スポーツなどの分野のスーパースター である。 機械によって代替されにくい人間の特徴として、『発想』が挙げられる。機械は答えを出せる一方で、問いを立てることが出来ない。今後の教育には、ラリーペイジやジェフべゾフなど、名だたる天才が受けたとさらる、個人の自発的な好奇心を伸ばす『モンテッソーリ教育』が効果的かもしれない。

Posted by ブクログ

2021/12/17

「ムーアの法則」=Digital発展の鍵   1年半ごとに半導体の性能が倍増する  指数関数的進化 ①処理②記憶③通信(81)(87)  例外は「バッテリー」 電子品ではなく化学  増加率は一定だが、増加分は激増 特に期間の後半  人は指数関数=非線形をイメージ出来ない 「社会...

「ムーアの法則」=Digital発展の鍵   1年半ごとに半導体の性能が倍増する  指数関数的進化 ①処理②記憶③通信(81)(87)  例外は「バッテリー」 電子品ではなく化学  増加率は一定だが、増加分は激増 特に期間の後半  人は指数関数=非線形をイメージ出来ない 「社会革命」へ ←産業革命から (152) ①Digital化   copy自在 限界コストただ ②Network化 時間・空間を超える   Global化 世界最適へ 「補完イノベーション」が不可欠=社会変革難しい(168) ①社内体制 業務改革 組織・人事・運営の改革   vs既得権・守旧派 ②社会体制 規範 制度 体制の改革   →秩序を破壊し、社会的混乱も ③日本は成功体験・社会意識から既存秩序維持が優勢 Digital時代の三つの勝ち組(220) ①高いスキル労働者 ②資本家 ③スーパースター →負け組は一般労働者   分配は賃金所得から資本所得へシフト 所得分布の変化(263) 「正規分布」 厚い中間層 「べき分布」 格差の拡大 ウイナーテイクスオール ☆翻訳が素晴らしい! 村井章子氏

Posted by ブクログ