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傾国子女 文春文庫
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傾国子女 文春文庫

島田雅彦(著者)

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傾国子女 文春文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋
発売年月日 2015/07/01
JAN 9784167904234

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4

4件のお客様レビュー

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2017/04/20

女性の人生を性を交えて、 描かれた作品。 不思議と、なんでこんなに 面白いんだろうと思いながら、 一気に読んでしまった。

Posted by ブクログ

2016/02/06

美貌というのは一時の権力だという。 もし自分がもっと美人だったら、あれもうまくいくかも、これもうまくいくかも、そう思ってしまうが、実はそうとも限らないようだ。 本書の主人公、白草千春は、その美しさから自分の運命が翻弄されてしまう。 かわいそうなほどに。 義理の父との約束はおぞまし...

美貌というのは一時の権力だという。 もし自分がもっと美人だったら、あれもうまくいくかも、これもうまくいくかも、そう思ってしまうが、実はそうとも限らないようだ。 本書の主人公、白草千春は、その美しさから自分の運命が翻弄されてしまう。 かわいそうなほどに。 義理の父との約束はおぞましいし、「壇のおじさま」は高校生の千春に後継出産を依頼する。 気持ち悪い、そんな感情が先立つ。 「壇のおじさま」は彼女を大切にしていた。 同じように、あの彼も、この彼も、彼女を愛おしい、大切だ、そう思っていたのかもしれない。 たとえそれが一瞬であって 千春は死んで、やっと自らから解放されたのだろうか。 彼女の人生を語る上で欠かせないのが親友の由里の存在だ。 千春の分身ともいえる由里は、彼女に生きる希望や世渡りの仕方を教えた。 彼女がいたから千春は大きな仕事をなしえたのかもしれない。 千春の子供、幸一と会えた時は心に響くものもあったが、一方で「ドン引き」の箇所もあった。 いくら大好きな息子でもそれは、ない......。 「好色一代女トゥデイ」はあえてこのダサさなのだろうか。 このセンスはもしかしたら女性の逞しさとそれが当たり前でありがちなものということ、男性の包容力と愚かさを象徴しているのかもしれない。 垢抜けないのが、男女の色恋というものだから。

Posted by ブクログ

2015/10/17

一人の女性の人生が書かれているだけなのに、ぐっと引き寄せられるような一冊だった。 割と厚めの本だと思うが、もの凄い速度で女性の人生が綴られている為、まったく飽きることなく読み進めることができた。 主人公の女性のプライドや生き方、好ましいところが多かったな。 全く自分とは別の種類の...

一人の女性の人生が書かれているだけなのに、ぐっと引き寄せられるような一冊だった。 割と厚めの本だと思うが、もの凄い速度で女性の人生が綴られている為、まったく飽きることなく読み進めることができた。 主人公の女性のプライドや生き方、好ましいところが多かったな。 全く自分とは別の種類の人間だけど。

Posted by ブクログ

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