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日本の大問題「10年後」を考える 「本と新聞の大学」講義録 集英社新書0792
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日本の大問題「10年後」を考える 「本と新聞の大学」講義録 集英社新書0792

一色清, 姜尚中, 佐藤優, 上昌広, 堤未果

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 集英社
発売年月日 2015/07/17
JAN 9784087207927

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商品レビュー

3.8

11件のお客様レビュー

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2024/06/18

(2015/11/10) 一色清,姜尚中,佐藤優,上昌広,堤未果,宮台真司,大澤真幸,上野千鶴子 読書により想像力を高める。 10年後の日本を想像すべく、識者が講義した内容が、新書にまとめられている。 第1回 基調講義 一色清×姜尚中 第2回 反知性主義との戦い 佐藤優 第3...

(2015/11/10) 一色清,姜尚中,佐藤優,上昌広,堤未果,宮台真司,大澤真幸,上野千鶴子 読書により想像力を高める。 10年後の日本を想像すべく、識者が講義した内容が、新書にまとめられている。 第1回 基調講義 一色清×姜尚中 第2回 反知性主義との戦い 佐藤優 第3回 高齢化社会と日本の医療 上昌広 第4回 沈みゆく大国アメリカと、日本の未来 堤未果 第5回 一〇年後の日本、感情の劣化がとまらない 宮台真司 第6回 戦後日本のナショナリズムと東京オリンピック 大澤真幸 第7回 二〇二五年の介護:おひとりさま時代の老い方・死に方 上野千鶴子 第8回 総括講義 一色清×姜尚中 この中で得た新しい知識を列挙したい。 裁判員制度は徴兵制の一里塚(佐藤優)国が国民に課す義務は3つ(勤労、納税、この教育)だけのはず。 裁判員制度はそこに風穴をあけるもの、エスカレートすれば徴兵制につながる。 国立大学医学部は西高東低。各県1つが、結果西に厚く東に薄い医学部の実態を生む。 千葉一県で四国四県と同人口。でも医学部は1つと4つ。(上昌広) 堤未果氏は既に新書で読んだ内容。国民皆保険のおかげで透析の父ばばこういちを看取れたと。 アメリカオバマケアより日本はいいと。 医療費を垂れ流し、寝たきり老人を増やし続ける国民皆保険のどこがすぐれているのか。 金にならずリスクのある産婦人科、小児科はどんどん減っている、つまり子ども、若い女性に厳しい 国民皆保険を擁護する堤氏。 これは納得できない。 宮台さんは難しかった。沖縄対政府、保守対保守を、社会保守対経済保守で説明するまでは理解できた。 サンデルさんのトロッコ理論もなんとか。しかし、、、 不可能性の時代を二度の東京オリンピックの差異で語る大澤氏も難しかった。 上野千鶴子さん、久々。団塊世代は既婚率95%しかも離婚せず持ち家、会社員多数で年金受給。 しかしそのあとはどんどんおひとりさまが増える。孤独死の何が悪い! 親の資産をあてにして使わせない子どもに問題あり。 死ぬ時3000万の資産を残す日本人、というが、 それは本人の意思でなく、子の意思だと。 自分の家があるのにホームに移るのも子に家を乗っ取られるからだと。 ・・・この視点は大前さんにはなかったかも。 若者が厳しい環境にあることは応援したいと常々思うが、親のすねをかじっていいとは思わない。 公平な環境を用意することが大事。 年寄りは自分の財産を使い果たして死ね!だ。結局大前さんと一緒になるが。 ほんと、教育は大事だ。

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2024/04/29

2015年、団塊世代のぬるま湯の暢気がまだ横行/基調演説で一色は「超高齢社会では国境を低くして海外のヒト・モノ・カネを利用するしかない」というが、そのグローバル化は非国際化日本人を不幸にしないか?彼らのための政治だろ?/カンサンジュンは十年後「朝鮮が統一される可能性がある」と。米...

2015年、団塊世代のぬるま湯の暢気がまだ横行/基調演説で一色は「超高齢社会では国境を低くして海外のヒト・モノ・カネを利用するしかない」というが、そのグローバル化は非国際化日本人を不幸にしないか?彼らのための政治だろ?/カンサンジュンは十年後「朝鮮が統一される可能性がある」と。米軍が撤退すれば竹島武力奪回のチャンス/佐藤優は麻生副首相が「ヒトラーを賛美したとしか思えない」というが、民主主義の欠陥ではないか、反知性主義も/堤未香のいうアメリカの現状も/上昌宏は「医師より看護師不足が深刻」と指摘/朝日新聞淪落  上野千鶴子は「遠距離介護はバカげている、施設入所より近接別居」というが、実現していない。 「死ぬための費用はだいたい月額50万円、半年」たった300万円を出し惜しむ家族とは。「介護が主役で、医療は脇役。死ぬのに医者は要らない」ホームホスピス(商標登録済)の試み。

Posted by ブクログ

2018/10/28

【由来】 ・人口問題アリ、話者も佐藤優に堤未果。 【期待したもの】 ・人口減少問題について何か得るところがあれば。 【ノート】 ・「佐藤優(第2回 反知性主義との戦い)」と「堤未果(第4回 沈みゆく大国アメリカと、日本の未来)」に惹かれて興味を持った。ただ、この二人の内容は他...

【由来】 ・人口問題アリ、話者も佐藤優に堤未果。 【期待したもの】 ・人口減少問題について何か得るところがあれば。 【ノート】 ・「佐藤優(第2回 反知性主義との戦い)」と「堤未果(第4回 沈みゆく大国アメリカと、日本の未来)」に惹かれて興味を持った。ただ、この二人の内容は他(主に自著)で話してる内容と重複するものばかりなので、既読だったら本書を読む意義は薄くなる。 ・「第3回 高齢化社会と日本の医療(上昌広)」は、高齢者が増えるこれからの日本で医療従事者が全然不足してしまうという問題意識について語ったもの。教育機関への補助金を住民数で割ると明らかな差異があり、京都と埼玉での金額差は何と30倍!ただし、これは学部や講座、そして関連する研究施設の数なんかも考慮に入れる必要があると思うので、少しアオり気味?  ただ、補助金額が全国3位の徳島県(ちなみに2位は宮城県だそうな)は大塚製薬、日本ハム、ジャストシステムを生んだ土地であり、現在でも住人一人辺りの医師数が日本一多いそうで、ある程度の相関はありそう。 ・「第7回 2025年の介護:おひとりさま時代の老い方・死に方」は上野千鶴子。軽妙で、それでいてブラックな部分をゲラリと(そんな日本語はないけど)刺してみせるのが面白かった。 ・自分にとっての本書での一番の収穫は宮台真司の「第5回 10年後の日本、感情の劣化がとまらない」。他の回が30ページ前後なのに対して、この回は倍の60ページなので、ボリュームとしても読み応えは一番。ネトウヨなどを題材に、日本における感情の劣化を取り上げ、新たな感情の共通基盤を社会としてインストールするには「不可能性の不可避性」と「見えないコミュニティ化」が大切な概念になると論じている。 ・1つ1つがそれほど長くないので読みやすい。人口減少問題を起点に、少子化と高齢化の両方に関連するテーマが収録されており、大学をはじめとするこれからの教育機関のあり方についても触れられている。知り合いの大学の先生は顔ぶれが気に入らないと言っていた(笑)。 【目次】 第1回 基調講演(一色清、姜尚中) 第2回 反知性主義との戦い(佐藤優) 第3回 高齢化社会と日本の医療(上昌広) 第4回 沈みゆく大国アメリカと、日本の未来(堤未果) 第5回 10年後の日本、感情の劣化がとまらない(宮台真司) 第6回 戦後日本のナショナリズムと東京オリンピック(大澤真幸) 第7回 2025年の介護:おひとりさま時代の老い方・死に方(上野千鶴子) 第8回 総括講義(一色清、姜尚中)

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