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昭和天皇の戦後日本 <憲法・安保体制>にいたる道
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昭和天皇の戦後日本 <憲法・安保体制>にいたる道

豊下楢彦(著者)

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昭和天皇の戦後日本 <憲法・安保体制>にいたる道

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店
発売年月日 2015/06/01
JAN 9784000610551

昭和天皇の戦後日本

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商品レビュー

4.3

5件のお客様レビュー

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2019/05/12

昭和天皇がリアリストであり、皇統を護る事を憲法よりも上に置いて行動したという分析は、天皇を聖人君子や「良い人」と丸めてしまう論調よりも、余程現実的であり、昭和天皇も自身に与えられた使命を全うしようと生きた一人の人間という事で納得できる良書である。 東京裁判では東條英機にすべてしょ...

昭和天皇がリアリストであり、皇統を護る事を憲法よりも上に置いて行動したという分析は、天皇を聖人君子や「良い人」と丸めてしまう論調よりも、余程現実的であり、昭和天皇も自身に与えられた使命を全うしようと生きた一人の人間という事で納得できる良書である。 東京裁判では東條英機にすべてしょっかぶせる、安保条約では共産革命阻止のために米軍が内乱に介入できるようにする、沖縄は戦中は捨て石(最後の戦況確認手段)であり、戦後は米軍に占領を続けてもらう事で守ろうとした。 しかし、第二章は、アンチ安倍政権のバイアスが掛かっているいる事が冒頭から見え見えで本書を台無しにしていると思う。 本当の「人間昭和天皇」の実像を明らかにした上は、読者一人一人にこれからの日本を考えさせるべきであり、この本の趣旨からして著者の考えを押し付けるべきではない。

Posted by ブクログ

2016/07/24

敗戦直後の近隣国の憎悪と共産化の波の中で、国家分裂や報復の危機が迫っています。アメリカが権原のない天皇の意見を聞いたのは、(占領政策と軍事戦略上の)国益と合致したからでしょう。本文の書き方ですが、発言を引用する場合、何時・誰が・どこでされたものかはくどい程注記が欲しい。推論が結論...

敗戦直後の近隣国の憎悪と共産化の波の中で、国家分裂や報復の危機が迫っています。アメリカが権原のない天皇の意見を聞いたのは、(占領政策と軍事戦略上の)国益と合致したからでしょう。本文の書き方ですが、発言を引用する場合、何時・誰が・どこでされたものかはくどい程注記が欲しい。推論が結論の形になり、繰り返される個所も気になりました。右傾化が危惧される中で本作が活発な論議を呼んで欲しい。多様な意見が共存する社会こそ安心できる世の中です。

Posted by ブクログ

2015/12/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

内外の共産主義から天皇制を守るために米軍駐留が絶対条件であったので、昭和天皇は沖縄を犠牲にしたと言えるのでしょう。そして日米地位協定、すなわち行政協定は議会を回避でき、事務当局レベルで処理することによって、全土基地化と自由使用を可能にしています。だから、日本は独立国家とは言えないでしょう。安倍政権は日米地位協定の撤廃や抜本的な改正をすることなく”戦後レジーム”からの脱却を声高らかに唱えていますが、全くもってお笑い草としか言いようがありません。茶番の最たるものです。なんなんだろうこの国は。

Posted by ブクログ

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