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図解 知識ゼロからの畜産入門
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図解 知識ゼロからの畜産入門

八木宏典

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図解 知識ゼロからの畜産入門

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 家の光協会
発売年月日 2015/07/01
JAN 9784259518615

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商品レビュー

4

3件のお客様レビュー

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2019/11/24

牛豚鳥、普段食べている畜産物がどのように育って、どのような過程を経て食卓に並ぶかがわかりやすくまとまっている。育てている農家の事情、世界の畜産業界の情勢、日本の課題も書かれていて、とても勉強になった。

Posted by ブクログ

2019/01/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

著者は東大の名誉教授であり、日本農業研究所の研究員でもある、八木宏典氏。2015年初版、2018年の第5版を購入。 感想。 とにかく分かりやすい。知りたいことが一通り網羅されていました。 備忘録。 ・人間が直接草を食べてもタンパク質は摂取できないが、家畜を通して食せばタンパク質を取れる。普段意識しないが、畜産は人間が豊かな生活をする上で欠かせないもの。 ・日本人が食す牛肉の6割は輸入で、4割が国内産。国内産の45%が和牛で、その他が乳用種や乳用種と和牛の交雑種。尚、和牛とは明治以前から日本で飼われていた4品種、黒毛和牛、褐毛和牛(あかげ)、短角牛、無角和牛を指し、その9割を黒毛和牛が占める。乳用種とはホルスタインとか。 ・母牛に子牛を産ませる農家を繁殖農家、子牛を仕入れて食用に育てる農家を肥育農家という。 ・繁殖農家は誕生した子牛を9〜12ケ月齢まで育て、肥育農家に販売。母牛は9年間で7回ほど子牛を産んだのちに肉用となる。尚、殆どが人工受精。 ・肥育農家では、霜降りがつくように穀物中心の餌が与えられ、牛の種類によるが、20から30ケ月齢前後で出荷される。 ・餌の種類は、繊維質を多く含む粗飼料(干し草、サイレージ等)、繊維質が少なくタンパク質や炭水化物の多い濃厚飼料(トウモロコシ、コウリャン、ふすま、大豆油粕、ビール粕、魚粉等)に分かれる。またいくつもの濃厚飼料をミックスしたものを、特に配合飼料と呼ぶ。日本国内での消費割合は、8割近くを濃厚飼料が占めていて、かつその大部分を輸入に頼っている。畜産経営に占める飼料費用は、牛の場合35%程度。 ・家畜の糞尿の処理は結構大切。けっこう大変な量なので。牛のゲップも温暖化対策上問題となっている。 ・牛の病気、BSE。日本では2001年〜2009年に36頭が見つかる、その後発症は確認されておらず、日本はBSEの発生危険性を無視できる国とされている(OEIにより)。 ・牛の病気、口蹄疫。2010年に宮崎県で流行したのが記憶に新しい。292農場で確認されて、殺処分等により、4ヶ月後に終息。畜産を再開できた農家は、2年後で60%、5年後で90%。 ・畜産のやり方として、放牧したり農家ご牧草を自給自足する自給型畜産と、濃厚飼料を買い与える加工型畜産がある。日本の多くは加工型。広大な土地がなく、都心への輸送コストも削減目的もあり。 ・肥育農家のコストの半分は、子牛の仕入代、35%が餌代、10%程度が労務費。子牛代は、繁殖農家の減少による飼育頭数の減少影響で高騰傾向、輸入に頼る餌代も上昇傾向。 ・牛マルキン。主に繁殖農家向け? ・TPPの影響。なんとも。

Posted by ブクログ

2015/08/16

家畜の成長は思ったより早い。また、平均的な畜産農家は限界収入を得ており、円安や貿易自由化に耐えられそうにない。

Posted by ブクログ

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