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世界が土曜の夜の夢なら ヤンキーと精神分析 角川文庫
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世界が土曜の夜の夢なら ヤンキーと精神分析 角川文庫

斎藤環(著者)

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世界が土曜の夜の夢なら ヤンキーと精神分析 角川文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 KADOKAWA
発売年月日 2015/07/25
JAN 9784041031643

世界が土曜の夜の夢なら

¥220

商品レビュー

3.3

7件のお客様レビュー

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2020/05/19

これはこれで面白い(こき下ろし含め)。が、著者的に言えば、もう少し知性主義的に論じてもらった方が共感できたかも。パフォーマンス(売上や話題性)を意識したのだろうか...。 「(ヤンキーの)成功者の哲学は、ほぼきまって、成功してから後付けで考え出られたものだ。だから案外、一般人には...

これはこれで面白い(こき下ろし含め)。が、著者的に言えば、もう少し知性主義的に論じてもらった方が共感できたかも。パフォーマンス(売上や話題性)を意識したのだろうか...。 「(ヤンキーの)成功者の哲学は、ほぼきまって、成功してから後付けで考え出られたものだ。だから案外、一般人には応用が利かないのである。」

Posted by ブクログ

2019/05/14

『戦闘美少女の精神分析』(ちくま文庫)でラカン派の精神分析の観点からオタクの心性を読み解く試みをおこなった著者が、オタクとは対立するトライブであるヤンキーの心性についての考察を展開している本です。 ヤンキーについての社会学的な考察ではなく、あくまで「ヤンキー的なもの」と呼ばれる...

『戦闘美少女の精神分析』(ちくま文庫)でラカン派の精神分析の観点からオタクの心性を読み解く試みをおこなった著者が、オタクとは対立するトライブであるヤンキーの心性についての考察を展開している本です。 ヤンキーについての社会学的な考察ではなく、あくまで「ヤンキー的なもの」と呼ばれるような心性をめぐる考察となっていることに、ひとまずは注意が必要でしょう。本書では、このように若干焦点を甘くすることで、ジャニーズや白洲次郎、橋下徹などを支持する人びとの意識のありようについて議論を展開していきます。さらに、丸山眞男の「歴史意識の古層」論にまで言及し、「気合とアゲアゲのノリさえあれば、まあなんとかなるべ」というヤンキー的な心性に通じるという、どこまで本気で受けとってよいのかわからないような議論にまでいたっています。 かなり強引に思えるところもすくなくないのですが、それでも著者の考える「ヤンキー的なもの」についての考察には、ついつい納得させられてしまいます。それはともかく、単行本刊行時に付された「あとがき」で著者は、自身がヤンキーの「当事者」ではないことを断りつつ、「「当事者性」は批評における武器の一つではありえても、正当性の唯一の担保などではない」と述べています。これはその通りにちがいないのですが、つねに視線を「メタ」レヴェルへと転じていくオタクについての考察が、それ自体オタク的なまなざしによって自己言及的に書かれることとは対照的に、どこまでも「ベタ」なレヴェルで受け取ってしまうヤンキー文化が批評という行為なしに完結してしまうような現象である以上、それについての精神分析的な立場からの考察がどのような意味で正当性をもちうるのかということについて、もうすこし自覚的であるべきなのではないかという疑問も感じました。

Posted by ブクログ

2019/04/02

先日のトークイベントにて購入。ヤンキーというか、ヤンキー的なるものとは。ヤンキー性の本質は表層にしか宿り得ない、古事記から連綿と続く「気合いとアゲでなんとかなる」が基本のメンタリティというのが面白かった。欧米の神様はホイホイ光ったりしないということも、なるほど言われてみればたしか...

先日のトークイベントにて購入。ヤンキーというか、ヤンキー的なるものとは。ヤンキー性の本質は表層にしか宿り得ない、古事記から連綿と続く「気合いとアゲでなんとかなる」が基本のメンタリティというのが面白かった。欧米の神様はホイホイ光ったりしないということも、なるほど言われてみればたしかにな タイトルだけ見るとちょっとロマンチックだな…と思ったりしたけどでも内容はある意味ロマンチックかもしれない

Posted by ブクログ

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