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鸚鵡楼の惨劇 小学館文庫

真梨幸子(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 小学館
発売年月日 2015/07/07
JAN 9784094061611

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商品レビュー

3.6

40件のお客様レビュー

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2024/04/28

良い意味で相変わらず、前半は何の話なんだろう、つまらない、何なの状態。それが第2章まで。第3章からやっと巻き返しに入る。そして、最終章、ほんの数ページの中のほんの一文で一気に混乱。最初に戻って人物をもう一度見直す。いや、三度は見直した。完全に騙されていた。今も混乱している。

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2024/02/18

――  ホラー、ミステリ、サスペンスにとって死は血であり、性は肉であると。  友人と話題にしたので再読。再読でもこんなに面白いなんてまじで…  グロテスクなエンタメ。1962年の西新宿、なんて如何にもな舞台からはじまる物語はそこから半世紀、根深く渦巻く呪怨のような情念に支配...

――  ホラー、ミステリ、サスペンスにとって死は血であり、性は肉であると。  友人と話題にしたので再読。再読でもこんなに面白いなんてまじで…  グロテスクなエンタメ。1962年の西新宿、なんて如何にもな舞台からはじまる物語はそこから半世紀、根深く渦巻く呪怨のような情念に支配され…ってこれはもう騙しに掛かっているかしら。  前提として、とてもよくできたミステリ。モチーフはどろどろに重い性愛なのだけれど、ずっしりと腹にくるそのテーマをこんなふうに読ませるのは技量。終盤、ジェットコースターみたいにすべての伏線やミスリードが回収されていく、その間は快感で、真梨幸子素人のわたしなんかは意外と希望的なエンディングを迎えるんじゃないかと思ってしまったんだけれどまさか、まさかでした。  奇妙な感想なのかもしれないけれど、痛快。  また読みます。☆4.4

Posted by ブクログ

2023/12/02

1962年の惨殺事件に端を発する。1991年の高級マンションでの諍い。そして2013年まで、半世紀にわたって繰り返される忌まわしき事件!この文言だけで…理解できるかなぁ…と、心が折れそうになる。しかしながらいざ読み始めてみると、ページを捲る手が止まらない。あの時のあの人がこの人で...

1962年の惨殺事件に端を発する。1991年の高級マンションでの諍い。そして2013年まで、半世紀にわたって繰り返される忌まわしき事件!この文言だけで…理解できるかなぁ…と、心が折れそうになる。しかしながらいざ読み始めてみると、ページを捲る手が止まらない。あの時のあの人がこの人で…と、真梨さんにしては分かり易いと言ってもいいぐらいの人間関係。そして腑に落ちた。まぁ内容はもちろんイヤミスの女王の肩書は伊達ではない。さすが真梨さん、期待通りの嫌らしい面白さだった。鸚鵡って80年も生きることもあるんだ。解説が黒木瞳さんだった。

Posted by ブクログ

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