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撤退戦の研究 繰り返されてきた失敗の本質とは 青春新書INTELLIGENCE
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撤退戦の研究 繰り返されてきた失敗の本質とは 青春新書INTELLIGENCE

半藤一利(著者), 江坂彰(著者)

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撤退戦の研究 繰り返されてきた失敗の本質とは 青春新書INTELLIGENCE

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 青春出版社
発売年月日 2015/07/03
JAN 9784413044608

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撤退戦の研究

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商品レビュー

2.9

13件のお客様レビュー

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2023/03/11

20240504「撤退戦の研究」半藤一利・江坂彰☆新書ながら名著 識見・教養の深さ 再々読の価値高い 1.「大艦巨砲」→「航空決戦」へ戦略転換困難 既存のエリート集団「砲術専攻」の存在 米国は真珠湾で戦艦を失ったのが幸い 旧来のエリート層が一掃される必要 特に「老害」 明治維新・...

20240504「撤退戦の研究」半藤一利・江坂彰☆新書ながら名著 識見・教養の深さ 再々読の価値高い 1.「大艦巨砲」→「航空決戦」へ戦略転換困難 既存のエリート集団「砲術専攻」の存在 米国は真珠湾で戦艦を失ったのが幸い 旧来のエリート層が一掃される必要 特に「老害」 明治維新・敗戦 2.人事の硬直化 戦時は抜擢人事 年次・年功の払拭 山口多聞を抜擢できず 米国はニミッツちにみっつ登用序列26位 日露戦勝で100人以上の軍人が男爵以上貴族に 昭和の軍人も「戦争機会」=貴族への機会求める 3.不勉強 合理性の無視 精神主義の強化 内向き 38式歩兵銃vs自動小銃 日露の弾丸在庫 予算の多くは艦隊整備=海軍 けちけち予算 兵站の軽視 長期戦戦えず 無責任  4.情報と兵站の軽視 学校の成績不芳者を当てる トップの関心外 5.「情報の時代」=解釈の多様性が分析の価値高める 画一人材・上位下達集団では対応誤まる リベラルアーツ・教養のベースが大事 歴史・文学など 偏差値至上主義は時代遅れ 規格商品大量生産 堺屋太一さんの言が懐かしい 情報には宣伝力「リメンバー・パールハーバー」ルーズベルト大統領の巧さ 2023/03/11 1.ミッドウェー海戦の総括・反省 責任は山本五十六司令官 VISION・グランドデザインを部下に徹底していなかった コミュニケーション下手では済まないトップリーダーの責任 2.教育と出身者の派閥力学→日本の硬直化 大艦巨砲主義をいち早く脱却できた貴重な体験 ①真珠湾攻撃 ②プリンス・オブ・ウェールズ、レパルス撃沈 海軍のエリート序列は変えられなかった 2015/08/11撤退戦の研究 半藤一利 江坂彰 1985年プラザ合意 ドル本位制の転換 歴史の転換点 ドル安バーゲンセール 冷戦の終結 軍事資源を民間へ転用 米国の復権 日本経済の凋落が始まった 山本七平(1990年) 「日本がすごいスピードで少子高齢化社会と人口減少を迎えようとしている」→日本の確実な衰退 ミッドウェー海戦の失敗 リーダーのビジョン、リーダーのグランドデザインが部下に徹底していなかった 戦略目的が共有されていない コミュニケーションの重要性 日本海軍は「大鑑巨砲主義」「艦隊決戦主義」 リーダーには「偉さの旬」がある  (ラ・ロシェフーコー) 老害 鈍った判断力で重大な時期の決断ができない 「マネー敗戦」も負けるべくして負けた(江坂) ドルで米国と戦争をする愚かさ (石油工業力で戦争した愚かさと同じ) 1985年プラザ合意 平成のノモンハン 驕りと油断がバブルと敗戦をもたらした 「バトルで勝ってもウォーで負けては無意味」 経営と業務の違い 増してやオペレーション ビジョンがないと「戦略無き膨張」に走りがち リスクが少ないと思って、実はリスク最大 時代に適合しない リーダーは生涯勉強 驕り・油断が謙虚さをなくし勉学心を失わせる 優秀な経営者は歴史を勉強している 戦前の陸大・海大は「戦術の勉強ばかり」 正解がある 点数で序列がつく 日本には「大戦略」がない 1.トップマネジメント不在 たこつぼ 2.情緒的・ムード的思考が支配 理性の否定 3.主観的・独善的 国際評価の無視 4.現象面の成果を急ぐ短兵急発想 5.自民族の利益のみを追求するエゴイズム →北洋銀行にも当てはまる 150811撤退戦の研究ー3 日本の戦死者260万人 半分は餓死 残りの多数は輸送船沈没 戦闘で亡くなった者は少ない! →こんな戦争はない  トップマネジメントの責任

Posted by ブクログ

2021/03/18

タイトルと作者から、第2次大戦の撤退作戦の分析的な、歴史カテゴリの本だと思ってました。 もちろんそういう内容でもありましたが、半分くらいは経営者の資質とか企業の在り方とか、がっつりビジネス書でした。 や、十分面白く読みました。

Posted by ブクログ

2021/01/15

太平洋戦争の失敗を通して、現代日本にも潜んでいる「失敗の本質」を読み解いた本。 作家・半藤一利さんと経営評論家・江坂彰さんの二人が、太平洋戦争の失敗から、今も繰り返されている「失敗の本質」について語り合う内容になっています。 失敗の研究は重要なことです。失敗を研究し改善するこ...

太平洋戦争の失敗を通して、現代日本にも潜んでいる「失敗の本質」を読み解いた本。 作家・半藤一利さんと経営評論家・江坂彰さんの二人が、太平洋戦争の失敗から、今も繰り返されている「失敗の本質」について語り合う内容になっています。 失敗の研究は重要なことです。失敗を研究し改善することで、成功の確率が上がります。 また、経験した成功に囚われると、成功が失敗へと変化していきます。成功体験に囚われてしまうことを、本書では「成功の復讐」と呼んでいます。 本書で書かれている「失敗の本質」は現代日本にも引き継がれています。失敗を繰り返さないためにも、日本は本気で「失敗の研究」に取り組む必要があると思います。

Posted by ブクログ

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