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とにかく散歩いたしましょう 文春文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
| 発売年月日 | 2015/07/10 |
| JAN | 9784167904128 |
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とにかく散歩いたしましょう
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とにかく散歩いたしましょう
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商品レビュー
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著者の小川洋子さんは『博士の愛した数式』などベストセラー作家であり、そのユニークな視点が垣間見えるエッセー集である。ハダカデバネズミに異様な関心を示してついには会って抱くところまでいったり、スーパーカミオカンデの見学に行って宇宙探索のネーミングに思いを馳せたり、こういった幼いとも...
著者の小川洋子さんは『博士の愛した数式』などベストセラー作家であり、そのユニークな視点が垣間見えるエッセー集である。ハダカデバネズミに異様な関心を示してついには会って抱くところまでいったり、スーパーカミオカンデの見学に行って宇宙探索のネーミングに思いを馳せたり、こういった幼いとも思える感受性こそが作家のクリエイティビティを支えているのだろう。 表題の「とにかく散歩いたしましょう」は、小川さんが飼っている老犬のラブラドール・レトリーバーと一緒に散歩する中で出会う、街の様々な風景が描かれている。個人的にも老犬と一緒に暮らしており、毎日の散歩が季節や時の移ろいを感じる貴重な場面となっている。歩いているとむしゃくしゃや小さな悩みがどうでも良くなってくるのは理解できる。 この本自体は2012年刊行で、恐らくは東日本大震災前後の日常が描かれているのであるが、ウォーカブルや環世界といった身近な場所に焦点が当たったという意味ではコロナ禍の方がより行動変容を生み出したと言えるだろう。今日も傍らには日向ぼっこしながらうたた寝をする愛犬がいる。
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小説ではないけれど、書くことに行き詰まっている最中に読んで慰められることの多い本だった。小川洋子ともあろう人が、一文字も書けない日を過ごすこともあるのか。そしてそのまま底に沈んでいくこともあるのか。 エッセイを読んで、その文面から映し出される作者の人柄に魅了される体験は初めてだっ...
小説ではないけれど、書くことに行き詰まっている最中に読んで慰められることの多い本だった。小川洋子ともあろう人が、一文字も書けない日を過ごすこともあるのか。そしてそのまま底に沈んでいくこともあるのか。 エッセイを読んで、その文面から映し出される作者の人柄に魅了される体験は初めてだった。
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まるで散歩をしているような気分で読めた。気負わない、かき乱されない。 作者はラブという名前の老いたラブラドールを伴って、朝と夕方に散歩に出かける。 タイトルの散歩はそこから来ている。 淡々としているのに、その思考はとても意外性に満ちていて読んでいるとまったく退屈しない。というか...
まるで散歩をしているような気分で読めた。気負わない、かき乱されない。 作者はラブという名前の老いたラブラドールを伴って、朝と夕方に散歩に出かける。 タイトルの散歩はそこから来ている。 淡々としているのに、その思考はとても意外性に満ちていて読んでいるとまったく退屈しない。というか、むしろすごく面白い。 これまで私は爆発的な笑いを誘うエッセイを好んで読んできたのだが、このエッセイは真逆である。作者は日常の色々なことに苦労をしながら、ともすれば自分はなんて愚かなのだろう、不器用なのだろうと嘆きつつ過ごしている。なのにその嘆いているエピソードが、ものすごく面白いのだ。 小川さんが執筆の疲れを癒すものとして挙げていらっしゃるのは、岩波科学ライブラリーの一冊『ハダカデバネズミ 女王・兵隊・ふとん係』だ。この毛の無い出っ歯なネズミを作者はこよなく愛し、できれば本物を飼いたいくらいだという。 特に惹かれたのはふとん係。彼らは女王ネズミに赤ちゃんが生まれた時、床に寝そべって肉布団になるのである。階級社会の底辺にあって新しい命のために必死に折り重なる彼らを見た時、小川さんは涙ぐむほど愛おしさを感じたのだそうだ。 そして、できれば自分は肉布団係が気楽でいいなあとおっしゃる。どうせなら赤ちゃんに直接触れられる位置がいいと。 もちろん、この話は数あるエッセイの中のひとつで、すべてがこんな調子ではないのだろうと思っていたが、そんなことはなかった。 豊かな個性と少しの物悲しさが残る素敵な本でした。
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